Essay/Column/Diary

レイアウトはアートだ

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壁掛けレイアウト_2圧縮.jpg

写真の壁にかかった立体画のようなもの、実は鉄道模型のレイアウト(ジオラマ)である。
我が家では、通称「おもちゃの部屋」と呼ばれている私のホビールームの壁に掛けたレイアウトだ。
実は、部屋のもう一方には1×2mサイズのHOレイアウトが常に鎮座しており、このミニ・レイアウトを作るに当り、どこに収納するかが問題となり、考え出したのがこの壁掛け方式である。
収納というよりも、こうして展示することでレイアウトもオブジェのようにも見える。

コルクボードレイアウト全景070312.jpg

壁に掛かった状態では何だかよく判らないが、こうして机の上に置けば、どんなものかよく判って頂けよう。
これはホームセンターで買った90×60cmのコルクボードの上に作ったNゲーシ(縮尺1/150)のミニレイアウトである。

このコラムのタイトル「レイアウトはアートだ」とは、これを作っていて、つくづく感じた事であり、絵画のように壁に掛けるからアートだ、などと言うものでは無い。
それは、レイアウトを作ること自体が絵画を描いたり、オブジェを作るようなものであり、その制作過程は実にアーティスティックであるからで、無から何かを創造するエネルギーに満ちている。
このレイアウトは、時は少し昔、小型車両の走る私鉄沿線の風景を表現してみたかった。イメージとして、京都の鞍馬あたりの景色や、滋賀県の八日市近辺の田舎町とか、何故か昔に行ったことのある静岡の焼津の街などがインスピレーションとして浮かんだ。しかし、何れも写実的に造るのではなく鉄道とのバランスを考えつつ、実在してもおかしくなさそうな景色を創造していった。

七日市通り.jpg

この小さな、言わばキャンパスの上に立体的な風景を、自然な姿に表現することを、悩みつつも、創作を愉しむことが出来た。
一方で、工作の面倒臭さは嫌なものだが、しかし、ひとつひとつの部分が出来る度に完成の喜びが感じられるもので、レイアウトを作る喜びを味わうことが出来た。

◎一條駅.jpg

レイアウトの良さは景色の中に鉄道があり、そこを列車が走ることで動きが出て、景色に生命を与える効果があるようだ。いや、あまり動きには関係ないかも知れない、駅や電車、そして車などがあることで、作られた景色に生活感が吹き込まれるのかも知れない。

線路配置6.jpg

また、悩みまくった線路配置も納得出来るものとなった。
よくデパートなどで展示されているミニ・レイアウトの小さなエンドレス(グルグル回る線路配置)では単調過ぎ、運転も楽しめない。このレイアウトも周回は出来るが、基本はエンドtoエンド(始発駅から終着駅に)の運転方式が取れるようにした。
高架の始発(終着)駅は2線、中間駅も2線で列車交換(上下線の列車が交差する意)が出来、山あいの終着(始発)駅は1線+留置線がある。従って、小さなレイアウトにもかかわらず3~4列車を路線上に置き、交互に走らせられるので、色々な車両の運転を楽しむことが出来る。

いつものとおり、お手軽に市販品使いまくり、そして、手抜き工作の連続ではあったが、イメージした風景はそれなりに表現出来たようだ。
そして、このレイアウトが、いつも壁に在るのは良いものである。

Profile

☆畑川 治 1947年生まれ
レースアドバイザー
趣味: 運転、旅行、鉄道、その他

このブログ記事について

このページは、Osamu Hatagawaが2008年3月21日 22:57に書いたブログ記事です。

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