Essay/Column/Diary
ここは何処?
オートバイとメルセデスC180ステーションワゴンの後ろを追うように走っている運転席からの眺めだが、この広々とした緑の広がる景色、木の柵の向こうの牧場では馬が放牧され草を食んでいる。
澄んだ空気のもと何とも気持ちの良いドライブだった。
さて、何処を走っていた時の写真か判りますか?
北海道? ・・にしては道の感じや景色がチョット違う。
ヨーロッパ? ・・だとすれば車が左側を走っているのでイギリス?
正解は・・・・コマーシャルの後・・・?
実は九州は阿蘇の付近の写真である。
私は、これまで全国各地のサーキットに行っているのだが、何故か阿蘇にあるオートポリスには行く機会が無かった。
オートポリスでは年に一度、F3レースをメインレースとして開催さるイベントがあって、私はF3協会の関係で行く事となり、この5月に初めて訪問した。写真は、そのオートポリスサーキットから5分ほど走ったあたりで写したものである。
オートポリスは雲の中だとか、天候が不安定で雨や風が吹き荒れるとか、これまで、あまり良い情報を聞いていなかったので、まさか、こんなに素晴らしい景色のところにサーキットがあるとは知らなかった。
阿蘇山の北側の外輪山にあたる、この台地の上の景色は、緑の緩やかな丘が広がり、牛や馬があちこちに放牧されていて(羊は残念ながら居ないが)イギリスの景色に実によく似ている。
私はすっかり気に入ってしまった。
翌日は昼前まで時間が空いたので阿蘇山に向かうことにした。
写真は草千里のあたりで、拡大していただくと右側のフィットの左上あたり、山の中腹に噴火の煙が見える。
もっと険しい山かと思ったが道がよく整備されていて、ごくスムーズに山頂の近くまで行けた。ただ、残念ながら火山のガスが発生中とのことで、その1.5キロ程手前のあたりで通行止めとなり、噴火口を見ることは出来なかった。
それにしても、この阿蘇山に向かう途中の景色は素晴らしく、何度も車を止めて眺めたり写真を写したが、日本にもこんな美しいところがあったのかと関心することしきり。
それに、昨夜の馬刺しも美味かったし、ますます阿蘇が気に入ってしまった。
さて、日本で最も北にあるサーキットは北海道の十勝インターナショナルスピードウェイである。
ヨーロッパの人達が北海道に行くと故郷(自国)を思い出すとよく言われるが、北海道はヨーロッパ的な景色をよく見受ける。その十勝のサーキットから少し南に走ると、まさにイギリスのような景色が広がっている。
そして日本で最も南に位置するオートポリスサーキットの近くの景色が、同じようにイギリスを想わせる景色が広がっている、というのは何とも不思議な現象ではある。


