Essay/Column/Diary
2008年7月アーカイブ
欧米では「車間距離は2秒以上」という教えがあると聞いた。
素晴らしい。何より車間を距離ではなく時間で読むところが非常に現実的である。
日本では安全車間距離として、車は急に止まれないので速度と停止距離を考慮して車間距離をとるようにとされ、例えば100km/hでは100mの間隔とかで、高速道路など場所によっては車間距離を測る看板が設置されたりしている。
(現実に100mの車間は広くて、他の車が前に入って来てしまう)
また、車間距離はどこでも測れるわけで無く、つまり現実的には感覚で安全な距離を保っていることになる。
そこで、この2秒間隔を試してみてほしい。
毎月1回、仕事で大阪に行く。
道の混雑や駐車料金の関係で車を使わず近鉄を利用している。
近鉄には素晴らしく快適な特急「アーバンライナー」があるが、名阪間ノンストップ特急なので、通常、私の住む三重県内は止まらない。ただ、一部の列車は津や桑名に停車し、丁度、私が大阪に向かう時間には津駅に停まるアーバンライナーの設定があって、何時もそれを利用させて頂いている。
今年の3月か4月頃だったと思うが、大阪に向かう車中、車掌さんと少し会話を交わした。
近年、人気のマカオだが、そのマカオにはマカオグランプリレースでF3レースが行われるようになった1983年から幾度か訪れている。
中国大陸から盲腸のように飛び出た小さな半島だが、当時はポルトガル領であり、国境の往来は限られた中国人しか出来ず、国境の門から向こうは、とても閉鎖的に思えた。というのも、マカオから海沿いに見える中国側には点々と監視塔があり、中国から逃げ出す人を銃を持った兵隊が監視していた。
そんな中国は近くても遠い国で、生涯行くことは無いだろうと思っていた。
1999年11月のマカオグランプリにもレース関係者で行った。その翌月、つまり1999年12月にマカオが中国に返還される直前の訪問であった。
ということは、この写真はマカオ?
ブー! ハイ、間違えた人は暫らく立っていて下さい。
過日発売されたオートスポーツ誌のコラムに、ヨーロッパのジャーナリストが一般道での運転の話として「怒りながら運転するな」という、ヨーロッパでよく使われている言葉が紹介されていた。運転中は怒りとフラストレーションは忘れるべきもの、ということだと。
いや「ご尤も」である。
日本にも「飲んだら乗るな」をはじめとして、いくつもの標語があるが、この言葉は、そうした標語より格言的である。
日本の標語は基本的に、車は危ない、スピードを出すな、なるべく乗るな、という類のものが多く、車や運転に対してネガティブな発想が多い。
しかし、この「怒りながら運転するな」という言葉は、それこそ自動車が昔から生活に溶け込んだヨーロッパで、ポジティブに運転を捉えた上で、ちゃんと平常心で運転しなさい、と説得力のある言葉だと思う。


