Essay/Column/Diary

怒るより呆れよう  運転 その1

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渋滞.jpg

過日発売されたオートスポーツ誌のコラムに、ヨーロッパのジャーナリストが一般道での運転の話として「怒りながら運転するな」という、ヨーロッパでよく使われている言葉が紹介されていた。運転中は怒りとフラストレーションは忘れるべきもの、ということだと。
いや「ご尤も」である。
日本にも「飲んだら乗るな」をはじめとして、いくつもの標語があるが、この言葉は、そうした標語より格言的である。
日本の標語は基本的に、車は危ない、スピードを出すな、なるべく乗るな、という類のものが多く、車や運転に対してネガティブな発想が多い。
しかし、この「怒りながら運転するな」という言葉は、それこそ自動車が昔から生活に溶け込んだヨーロッパで、ポジティブに運転を捉えた上で、ちゃんと平常心で運転しなさい、と説得力のある言葉だと思う。

確かに、車を運転していると腹が立つことが多い。
「何という運転をするんだ」と他の車に腹が立ったり「この渋滞はどこまで続いているのか」などイライラさせられることが多い、そうしたことが続くと精神的に怒って車を運転することになりかねない。
そうすると、今度は自分が横着な運転をすることになり、信号が黄色になっても無理に突っ込んだり、横から入ろうとする車に隙間を与えずに意地悪をしたり、高速道路では右に左に進路を変えて追い越したり、など、運転は怒ることで、悪いスパイラルに入っていく要素が多分にあるので、「怒りながら運転するな」という言葉は的を射ている。

では、怒らないようにするには、どうすれば良いのか、と、一歩進めてみたい。
ここが本来、運転を思考する部分である。
とにかく怒らないことだ、と頭から言っても「腹が立つ時は腹が立つ、そんな格言なんか関係あるものか」という人も少なくないはずだ。

呆れるポーズ.jpg

そんな時、欧米人がよくやる仕草で、両手を広げて「おーっ、ナンてこったい」とやれば良い。
つまり、呆れてしまうのである。
呆れてしまうと不思議と怒りに繋がらず、その後に尾を引くことはなくなる。
横着な運転で割り込んできたら、「おーっ、何て横着な人なんだい」と、両手を広げ、上から目線で見下ろせば腹も立たない。渋滞にハマッたら「おーっ、何て今日は道が混んでるんだ」と、手を広げて、少し首でもかしげれば、余裕も出よう、というものだ。
欧米か!! と言われそうだが、まあいい。

怒るより呆れよう・・・だ。

Profile

☆畑川 治 1947年生まれ
レースアドバイザー
趣味: 運転、旅行、鉄道、その他

このブログ記事について

このページは、Osamu Hatagawaが2008年7月 5日 13:47に書いたブログ記事です。

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