Essay/Column/Diary

GTレースをより面白く見る方法

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VEMAC350_2.jpg

鈴鹿サーキットの夏は耐久レースのシーズンでもある。
この7月27日に例の“8耐”つまり2輪の8時間耐久レースが終わったが、続いて8月24日にはスーパーGTシリーズにも組み込まれている鈴鹿1000kmレースが開催される。
写真は昨年の1000kmレースのスターティンググリットでのVEMACだが、見るからに暑そう!
この灼熱の季節に耐久レースが行われることは、車も、ドライバーも、チームのメンバーも、そして観客も、全員が暑さに耐えてレースに取り組むことになる。
そして、チェッカーを各車が受けて、花火が打ち上げられると、全員が1日を耐え抜いたことを喜び合える、というのが真夏の耐久レースの醍醐味でもある。

それはともかく、昨年、少し観客席に行ってレースを見てみた。
観客席では最終コーナーを駆け下りてきて、ストレートから1コーナーへの飛び込み、そしてS字を走りダンロップの先に消えて行くまで見える。我々レース関係の者は当然ながらピット側にいるので、ピット内やチームスイート等でのモニターでレースを見るのだが、意外にも肉眼でレースを見ることは少ないのである。
それにしても、GTレースの観客席では、あんなに排気音が大きいとは思わなかった。だから、場内アナウンサーのピエール北川による名調子の放送も途切れ途切れしか聞き取れないし、リーダーボードには総合順位の1位~6位までしか表示されないので、レース全体の順位や、ピットインを含むレースの流れを把握することがむつかしく、ややもすると、目の前を走る車を見ているだけになってしまう。
一方、関係者はモニターしか見ないのだが、しかし、タイミングモニターでは全体順位や、クラス別での順位を表示出来、自車と競合相手との差や、ラップタイム比較、セクタータイムの比較も出来る。つまり、肉眼でレースは見ずともレースの展開はモニター上で把握している。観客席とは、ある意味で裏腹である。

そこで、レースがよく見える観客席だが、よりレースを面白く見る方法を話したい。

ストップウオッチ.JPG

実はストップウオッチひとつでレースは格段に面白く見られるし、長時間のレースでも飽きることがない。
因みに、私はサーキットには写真のストップウオッチ付きの腕時計を必ずしていく。


ストップウオッチを使うことで、
①ラップタイムを計れる
②区間タイムを計れる
③相手との間合いを計れる
④ピットストップタイムが計れる
などが出来るが、これらを利用すると、自分の応援する車のラップタイムを常に計れて、例えば第2ドライバーに交代してから第1ドライバーと平均タイムがどう変化するのか、ドライバーの腕前を推し量ったり、タイムの変化を知ることで、その後のレース展開を読むことも出来る。
また、ライバル車とのタイム差を計っていれば、あと何周あたりで追いつくとか予測出来るし、あるいはピットストップタイムを計って、相手のピットストップタイムと比較したり、その時のタイヤ交換本数(リアだけとか)を見ておくことで、その後のラップタイムとの関連などが判ったりする。
つまり、ストップウオッチひとつでレースの中身をかなり読むことが出来、面白さは何倍にも増すのである。


小暮_道上_2.jpg

さて、最後になってしまったが、
7月27日のスーパーGT第5戦菅生で、6月の本コラムで紹介した、道上&小暮選手コンビのTAKATA NSXが今期初優勝を遂げた。
おめでとう、おめでとう。
あの時、FK4で練習した甲斐がありましたね。
というのは冗談。
流石、ホンダの看板ドライバーコンビです。
鈴鹿1000kmも頑張ってね、暑いけど。

Profile

☆畑川 治 1947年生まれ
レースアドバイザー
趣味: 運転、旅行、鉄道、その他

このブログ記事について

このページは、Osamu Hatagawaが2008年8月 4日 00:01に書いたブログ記事です。

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