Essay/Column/Diary

カドウェルとネオ・ヒストリックレース

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畑川グリッドトリミング_2.jpg

そう言えば、Motorsport カテゴリータイトルの写真の車“カドウェル”については本コラムの「カドウェルとヴィーマック」の中で多少紹介したが、詳しくはお見せしていなかった。
カドウェルが参加するレースカテゴリーは、ネオ・ヒストリックレースだが、そのレギュレーションは
1.定義
 1960年代までのレーシングカーの基本的な構造と雰囲気を持つ車であること。車両の製造者は、より多くの人にレーシングカーを楽しんでもらうことを主旨として開発し、決して性能競争に奔走してはならない。そして、現代の安全基準と信頼性を備えた車とすること。
と、とても紳士的な文章から始まる。

カドウェルリア.jpg

ネオ・ヒストリックレースは1995年に始まったものだが、1960年代の車のイメージを持つ車として、趣味性の高い時代のクルマを楽しもうというもので、それはレーシングカーが空力に目覚めて複雑な形になる以前の、美しかった時代の再現でもある。

4-AG.jpg

シャシーはチューブラー(鋼管)スペースフレームで車体はグラスファイバー製。
サスペンションはアウトボードタイプであり、当然ダブルウィッシュボーン。
エンジンは1600ccで、トヨタの4A-Gを基本的にノーマルのまま搭載する。
ミッションはレーシングミッション、つまりドグ・ミッションを搭載している。

という具合に、エンジン以外の構造は、60年当時では先進のレーシングカーそのもので、それを今は手軽に誰でも楽しんでしまえることになる。
ただ、安全規定は現代のものを採用していて、安全性は当時とは比較にならない。

TI③トリミング③.jpg

当初は岡山TIサーキットと鈴鹿サーキットでレースが開催されたが、今では鈴鹿のみの開催となっている。この写真は当時のもので、ダブルヘアピンに差し掛かるカドウェル各車。
そう言えば、レース前夜はよくバーベキューパーティをやったものです。

TIグリッド緑友森.jpg

また、カドウェルはユーザーによって色々なカラーリングが施され、レース共に雰囲気を楽しんる姿が見られた。
これはBRMカラーかな、かなりいい雰囲気出してますよね。


さて、ネオ・ヒストリックレースには、東京R&D製の“カドウェル”と共にウエストレーシングカーズ製の“ビバーチェ”という車がある。

ビバーチェ7.jpg

そのビバーチェは、その後、シャシーの基本構造はそのままに、ボディをトヨタ7を模した“ビバーチェ7”を発売し、好評を博した。
写真は手前が“ビバーチェ7”(まるでトヨタ7そのもの)、向こう側の黄色い車がオリジナルの“ビバーチェ”

ビバーチェ908.jpg

そして最近、今度は“ビバーチェ908”ときた。
ウーン、やりますねぇ。
こうなると、このネオ・ヒストリックカテゴリーはユーザーだけでなく、クルマを作る側の遊び心まで見えてきて、いや、愉快ですね。

また、ネオ・ヒストリックは今年からクラブマン耐久レースにも参加出来ることになり、参加の場も広がっている。

Profile

☆畑川 治 1947年生まれ
レースアドバイザー
趣味: 運転、旅行、鉄道、その他

このブログ記事について

このページは、Osamu Hatagawaが2008年9月 3日 22:07に書いたブログ記事です。

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