Essay/Column/Diary

ここは何処? その3

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朝の水辺トリミング.jpg

前回のコラムの写真があまりにひどかったので、その口直しに爽やかな写真を。
早朝に写した水辺の景色であるが、さて、ここは何処?
どうも人は最初に行った国が深く印象に残り、その後に影響を与えるようだ。
例えば、最初にハワイに行った人はハワイが、最初に韓国を訪れた人は韓国が、まるで第2の故郷のようになり、度々訪れる、というようになるケースが多い。
私が最初に行った外国は写真の国で、私も同じく、この国が心に刻み込まれ、その後、何度か足を運ぶようになったのだが、さて、何処でしょう?

初めての海外だけに空港に降り立った時には、言葉はさっぱり判らないし、何から何まで日本と違う雰囲気に違和感だらけであったのだが、全く不思議なことに、空港からタクシーで市内に向かい、そして街並みに入ると何故か「懐かしさ」を感じたのである。

その前に、もう何処かを言わないと怒られそうですね。これはイギリスです。

ロンドンの街.jpg

街のどこかの部分が日本に似ているとか、どこかで見たような景色とかではなく、全てが初めて見る景色なのだが、何故か懐かしさが感じられたのである。
それはきっと、落ち着きのある古くて静かな街の雰囲気が、視覚的というよりは心理的に懐かしさを感じさせていたのだろう。
20代の終わり頃に初めて海外に行った時のことだ。そしてその後、堰を切ったように3年連続でイギリスに行くことになったのである。
1年目は1ヶ月半ほど、2年目には7ヶ月行くことになり、3年目は20日ほど滞在した。その後も短かい期間で2度ほど訪れている。

面白いのは近年イギリスを訪れても、30年前に初めて行ったその頃と殆ど景色も街並みも変わらないことだ。ということは、きっと100年前から同じような感じなのだろう。

一般的にイギリスの食事はまずいとか、気取った英国紳士とか、表現されがちだが、はたして、そうした表現は当たっているとは思わない。
食事はロンドンの観光客相手の店は確かにまずい所が多い。しかしイギリス人がよく行く店に行けば美味しい、あるいは、まずくない。
それは日本でも同じようなもので、実は我々は既に美味しい店をよく知っていて、それを基準にしてしまいがちだが、日本でもポンと知らぬ土地に行った時など、結構ハズすこともあるし、地元の人に聞いて土地の人が行く店を聞いたりしているものだ。

エッジウェアのパブ.jpg

イギリスで、まず間違いないのはパブだろう。
写真は私が以前に長く滞在したエッジウェアーの町のパブだが、運悪くゴミの収集日だったようで、ゴミ袋のため雰囲気がいまいち。
パブというと日本では飲むところを想像する。イギリスのパブもビールを飲みつつ人々がしゃべるところであるが、気取りがなく集会所に近いとも言えよう。そして、飲むだけではなく、食事もレストランよりも気軽に出来て、ランチからディナーまで手ごろな値段で美味しく食べられる。
何より、パブはイギリスのどの町にも必ず幾つもあるのでとても便利である。

ついでに、英国紳士と言うけれど、私の知るところのイギリス人のオジサン達は、気取るどころか、気の良い昔の日本のオヤジとそっくりで、とても人情味が厚く、面倒見が良い。
そうだ、今や遥かに日本人の方が気取っている。

Chris裏庭.jpg

そしてイギリスの良さを感じるにはロンドンではなく、やはり郊外だろう。
なだらかな丘陵地が広がり、羊が放牧されている自然は何とも美しくのどかだ。
高い山が無く、穏やかな地形なので川の流れも穏やかで、水までのどかに流れている。

というように、イギリスの話をし始めるとキリが無くなってしまう。


日本では“三丁目の夕日”に代表されるように昭和を懐かしむ映画やテーマパークがあるが、イギリスには、その昔から繋がる“のどかさ”が現役のまま存在している。

Profile

☆畑川 治 1947年生まれ
レースアドバイザー
趣味: 運転、旅行、鉄道、その他

このブログ記事について

このページは、Osamu Hatagawaが2008年9月16日 17:32に書いたブログ記事です。

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