Essay/Column/Diary

ここは何処? その4

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ブセナビーチ.jpg

きれいな海だった。
きれいな空気だった。
道がきれいだった。
花がきれいだった。
暑かった。
湿度もあった。
食事が美味かった。
とにかく、とても良かった。

という印象の沖縄旅行だった。
(何処か考える暇も無かった・・ですか? でも、すぐに解ったでしょ)
あちこち行ってるつもりが、実は沖縄に行くのは初めてだった。
何故か、と考えると、そうか沖縄にはサーキットが無いからだ。
ということは、これまで殆ど仕事絡みであちこち行っていたのであり、それは旅行ではなく、移動だったのだな。

今回は真の旅行だった、久々の。
空から沖縄の島々に近づくと、海の色が浜辺に向かい濃い青からグリーンにと変わる自然のグラデーションは何とも言い難く美しく、グァムとかサイパンに来たのかと思ってしまう。
空港から海がすぐ横に見えて、降り立つなり南国情緒に包まれる。
いや、今や空港が海に面しているのは普通のことで、海上の埋立地に空港は作ることが多いのであり、飛び立ってきたセントレア(中部国際空港)も然り、羽田も関空も神戸も海に面しているのだが、しかし沖縄は、それらの海とは海の種類が違うんだなぁ、何と表現して良いのか。

県庁前駅.jpg

沖縄には鉄道が無いと言うが、しかしモノレールがあるので何ら変わりないと思う。
駅も綺麗だしバリアフリー化も万全で、とてもよく整備されている。
どうしても乗り物に興味が行ってしまうのだが、窓の大きな好ましいデザインの車両は全て2両編成で運行されていて、10分ヘッド位で走っており、街を見下ろす形で景色も良く快適な乗り物だ。運転士の乗る有人方式で、やはり「ゆりかもめ」のような無人方式より安心感がある。

首里城には行かねばならない。と義務のように行ったのだが、結構気に入ってしまった。
中国と日本の文化が入り交じったような琉球建築が美しく、唐破風と呼ばれる軒先板の極彩色の模様が際立つが、これはむしろ韓国を思い浮かべる。

御差床.jpg

写真のように、正殿内部も全て赤く塗られていて、御差床と呼ばれる玉座の両脇に立つ柱には金色で龍が描かれていて美しい。
京都出身の私としては、結構立派な神社仏閣を身近に感じてきたので、言わば比較的小さな首里城に興味を持たないだろうと思っていたのだが、どうも、赤にやられたようだ。
その赤とは、正殿の内外に塗られている色のことだが、日本の平安神宮に代表される赤は、どちらかと言うと蛍光塗料の入ったようなオレンジ系の明るい色だし、中国の赤は紅色と表現できるようなあざやかな色だ。それらと比較すると、この首里城の赤は濃く深い。その濃い赤で塗られた正殿の内に居ると、静寂の中にも鮮やかさが同居し、何とも気持ち良く感じてしまったようである。
でも、どこかで見たような色。
そうか、イタリアンレッドだ。そう、アルファロメオの赤に近い。
なんだ、また車に戻ってしまったか。


夕食.jpg

行くまでに危惧していた食べ物だが、朝、昼、晩、全て美味しく食べられた。
写真は国際通り近くの人気の店「ゆうなんぎい」での沖縄料理。
美味しかった。
ああ、そう言えば、首里駅の近くでご婦人に美味しい沖縄そばの店を訊ねたら、15分も一緒に歩いて、首里城の入り口近くの店(首里ほりかわ)まで案内して頂いた。
万一、このコラムを見て頂いていたら、お礼を申し上げます。
ありがとうございました、とても美味しかったです。

レンタカーをドライブして見て回ったが、道は走りやすく快適で、景色は良いし、あちこち鮮やかな花が咲き、そして勿論、海はとても美しく、熱帯魚が可愛かった。
国としては日本だけど、もう殆ど日本じゃない。
日本にも、こんなに良いところがあったのか、とさえ思う。

でも、私にとって一番良かったのは、娘と一緒に旅行が出来たことかな。

Profile

☆畑川 治 1947年生まれ
レースアドバイザー
趣味: 運転、旅行、鉄道、その他

このブログ記事について

このページは、Osamu Hatagawaが2008年10月 3日 23:03に書いたブログ記事です。

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