Essay/Column/Diary
Oナロー on 炬燵
今、まさに炬燵のシーズンだ。炬燵は日本の素晴らしい文化で頭寒足熱、入ったら抜けられない気持ちの良さは何物にも代え難い。
で、その炬燵の上でも、お茶菓子替わりに大きな鉄道模型を走らせてしまおう、という訳。
これは英国バックマン社の作るOゲージのナロー(狭軌)仕様モデル。
縮尺は1/48の大きさで、1/80の16番ゲージ、1/150のNゲージと比較するとかなり大きくて存在感がある。
そして、これまでに日本型やヨーロッパ型を紹介してきたが、今度はアメリカ型になる。
節操が無いと言えば、全く節操がない。
趣味とは言え、模型のスケールも国柄もマチマチで、我ながら何時、何を好きになるか解らない。
この製品に興味を持ったのは、何と言っても大きなスケールながら手持ちのHOゲージの線路で走らせられることと、そして安価な価格設定にある。
購入して関心したのは、小さなカーブも通過するので、いつもの1×2mのHOレイアウト上を問題なく走る。
そして今回、炬燵の上でも遊んでしまっているのだが、下手をするとNゲージでも余裕の無いスペースなのに、Oゲージが走るのだから驚きである。
アメリカの鉄道ファンの間でもナローゲージファンは多いようで、確かにデンバー&リオグランデ・ウエスタン鉄道をはじめとするナローゲージの鉄道/車両には魅力的なものが多い。
それらのことは雑誌で見たり、写真のように、訪米時に廃線跡に建つ駅などを見て感慨を覚えたりしたことがきっかけとなり、米国型も欲したのかも知れない。
次にスケールの話になると、実物のナローゲージ762mmの軌間を1/48にすると15.9mmで、HOの16.5mmにはならない等、ゲージ論的に言うと正確な縮尺にあてはまらない云々、という話もあるが、「雰囲気が有って、愉しめればイイ」というのが私のスタンスであり、何ら問題ない。
線路は独フライシュマン社のプロフィーレールで、半径356Rを使うことで、こうして炬燵の上でもエンドレス(周回線)やヤード(引込み線)を敷ける。
写真は356R通過時の連結面、車両間隙は少ないが接触せずに走る。
これまで記したように、バックマンが偉いのは、Oゲージという大きなスケールにも関わらず、このような急カーブも通過出来るように設計していることであり、もうひとつ偉いのは価格が安いことだ。無論、中国生産によるものだが、それ以前にクオリティ/細密度をあまり追いかけないことが要因であろう。
それでも近づいて見るとスケールが大きいだけに、下の写真のように結構、迫力がある。
こんなシーンを炬燵に入って見られるのだから、
いや、日本の冬もいいもんですな。


