Essay/Column/Diary
蘇洞門
ここは、福井県は小浜市にある若狭湾国定公園で、その海岸部である。
“蘇洞門”は、“そとも”と読む。
典型的なリアス式海岸に、長さ6キロに及んで断崖美が続き、また奇岩、洞門などが見られる景勝地である。
広く碧い海の上から潮風を受けつつ、自然の作った巨大な彫刻のような断崖の勇壮な景色に、しばし見入った。
理数系というか機械ものを好む私には、こうした自然美にじっくり向かい合う機会が少なく、改めて自然の作る景観の見事さに魅了させられた。
さて、小浜市と言えば鯖街道の始点でもある。
鯖街道は、その昔、若狭で獲れた魚介類を京の都に運ぶ為に整備された街道の名称で、鯖が多く運ばれたことから、その名がついているのだが、よって、若狭の鯖を食しない訳にはいかない。
元々私は鯖を食べない方で、特に味噌煮などは見ただけでジンマシンが出そうな気がするのだ。しかし、本場は何かと美味いもの、頑張って試さねばならない。
で、地元の方に教えて頂いたお勧めの店で写真の「鯖の塩焼き」を食べた。
いや、美味いの何の! 驚いてしまった。
サバはこんなに美味い魚だったのか、と、今更ながら思いを新たにした次第だ。
そして、小浜市が最近有名になったのは、そう、アメリカ大統領選挙の時である。たまたまオバマ大統領と名称が同じというシャレだけの話なのだが、まあ、いいじゃないですか。
「I Love OBAMA」の垂れ幕が商店街のアーケードには点々と張られているし、市立図書館の横には、こんな像があった。
うーん、やはりチグハグな感じは否めないな。
今回は鉄道を利用して小浜に行ったのだが、小浜駅で下の写真のような、蒸気機関車時代の給水タンクを見つけた。
こちらはまた、雰囲気ありますな。
あれれ、やっぱり機械ものに戻ってしまったか。


