Essay/Column/Diary

一番美味しかった朝食

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朝食アップトリミング自動調整_2.jpg

これまでで、一番美味しかった朝食がこんな感じ。
とは言っても、特別な料理を食べた訳ではなく、ただのホテルの朝食で、それもバイキング形式なので好きなものを取ってきただけのものだけどね。

そのホテルの場所はマカオで、6年ほど前の思い出話しだ。
正確にはマカオ(半島)からは二つ目の島にあたり、カジノで有名なリスボアホテル前から海を越える長い橋を渡り、次のタイパ島を通り抜けて、そして埋立で出来た海の中の道を通り、そのホテルのあるコロアン島に着くのだが、道程約15分程度。
ここまでくるとカジノで賑わうマカオの喧騒とは全く別の世界になる。
まだまだ自然の多い島は、静かな南国の島に居る感覚になる。そこに、このリゾートホテルがある。
マカオグランプリレースの折、レース関係者というかレース界の仲間うち5名で行った時のことで、この時は見学に近い目的であって、レースに直接関わってはいなかったので、何かと時間にも余裕があった。
そう、レースはいつもあわただしいものだ。レ―ス屋さんは基本的に朝が早い仕事で、ホテルの朝食レストランのオープン前に出てサーキットに向かうとか、朝食が摂れても急いで食べて出掛ける、というのが概ねのパターンである。
しかし、この時はホテルも素晴らしいリゾートホテルだったが、それと共に時間にも贅沢が許された。
朝、自然に起きて海を眺め、そして食事におりた。広いレストランは良く冷房が効いている。ホンコンやマカオでは冷房の利きもサービスのひとつだ。
バイキングの料理を皿に乗せると、不自然な冷房を避けて外のテラスに出てみた。

庭_2.JPG

やはり、そこには仲間が居た。
テラスから見る庭がなんとも綺麗で、そして、朝の澄んだ風が気持ち良い。
やがて他の仲間も揃い、あれこれしゃべりながら食事をする。
皿の空いた者は再び料理を取りに行く、バイキングの良いところだ。
私も取りに行く、でも話が尽きない。
誰かが言った「ここで食べると、いくらでも食べられるね」と、確かに、それぞれが何度も取りに行く。
豪華な料理がある訳では無いのだが、飽きることなく食べ、飽きることなくしゃべった。
おそらく2時間近く食事をしていただろう。
それは、とても良い思い出であり、これまでで一番美味しい朝食だったと思う。

仲間で食事をする楽しさというのは、居酒屋の楽しさがあるが、そんな時は何でも美味いものだ。思えば、それと似ているのだが、朝にはそれに爽快感が加わる。特に、この庭の景色と、澄んだ空気と風。そして、外で食べるというのも何故か食事を美味しくするものだ。
そうか、あの時は何気なしに朝食を楽しんだが、こんなに美味しくなる要素が重なっていたのか。
でも、何と言っても気の合う仲間と一緒、というのが一番の味付けだったと思うね。

Profile

☆畑川 治 1947年生まれ
レースアドバイザー
趣味: 運転、旅行、鉄道、その他

このブログ記事について

このページは、Osamu Hatagawaが2009年9月21日 22:07に書いたブログ記事です。

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