Essay/Column/Diary

駅 San Juan Capistrano

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夕方の駅.JPG

カリフォルニアは元々がスペイン領だっただけにスペイン語の地名が非常に多い。
もう、すっかり慣れてしまって気にもならないがロス・アンジェルスも、サン・フランシスコも、考えてみればしっかりラテン語だし、サン・ディエゴなどはモロにそう。
そのカリフォルニアにある、写真のこの駅「San Juan Capistrano」、ラテン語に慣れている人なら事も無げに読めるのだろうが、どうしてもサン・ジュアンとなりがちなんだな、さて何と読む?

答えは「サン・ファン・カピストラーノ」正確な発音では無いかも知れないが、そんな感じ。
場所はロサンジェルスから南、約90キロ位のところにあり、メキシコとの国境の町サンディエゴとの中間あたりになる。
このサン・ファン・カピストラーノから少し南下したダナ・ポイントからは海沿いとなり列車は太平洋岸を走る。ロサンジェルスからサンディエゴへの優等列車「サーフ・ライナー」の名前どおりの景勝地を走ることになるだが、一方、ロサンジェルスから、ここまでは全く海を見ることは出来ない。

店.JPG

サンファンカピストラーノは小さな町で、駅の周辺には雰囲気のある店が僅かにあるが、少し歩くとすぐに町を外れてしまう。
また、観光地らしきものは、1770年代にスペイン人の入植により建てられたカトリックの伝道所があるくらいで、(因みに、その時の伝道師の名前”カピストラーノ”をとり、地名となった由)町を出るとオレンジ郡らしくオレンジ畑が広がる。そして辺りは丘陵地に面した閑静な町である。

ところが、どうも、我々には何とも懐かしい、昔のテレビ映画「怪傑ゾロ」の活躍地でもあったようだ。
あの、強きをくじき弱きを助ける正義の味方。目元だけにマスクを被り、口元の髭がシャープな二枚目で、ゾロが現れると最後に「Z」の文字を残して去る、あれ。
但し、ゾロは小説上の主人公であり、実在したわけではない。
「怪傑ゾロ」あるいは「快傑ゾロ」はとても多く映画化され、アニメ化もされているのだが、最初の作家ジョンストン・マッカレーの書いた小説の原題は「カピストラーノの疫病神」(The Curse of Capistrano)であり、作者は、このあたりをゾロの拠点として想定したのだろう。

教会_2.JPG

写真は前述のカトリック伝道所 Mission San Juan Capistrano
今も町の中心部にある。
塀の上から「怪傑ゾロ」が飛び出してきそうな、と、言いたいところだが、実は現地に行ってる時には全く「怪傑ゾロ」のことなど知らず、最近になって、BSテレビで昔の「怪傑ゾロ」の映画を見ていると、サンファンカピストラーノの言葉が聞こえてきたので、その後に調べて判った、という次第。

そうだ、駅の話だった。
いやいや、この駅、異国情緒満点というか独特の雰囲気が漂っていて、初めて行った時には夢の中に居るような錯覚さえ覚えた。
と、話し始めた駅のことだけど、長くなりそうなので続きは次回にしよう。

今回は同駅にあった「赤いカブース」(車掌車/緩急車)の写真だけでもお見せして。


カブース.JPG

Profile

☆畑川 治 1947年生まれ
レースアドバイザー
趣味: 運転、旅行、鉄道、その他

このブログ記事について

このページは、Osamu Hatagawaが2010年1月18日 21:00に書いたブログ記事です。

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