Essay/Column/Diary

レーシングドライバーの運転 その3 いい汗

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乗り込み.JPG

年に1・2度だけだが、今もサーキットを走る機会がある。
写真は鈴鹿サーキットに於ける、或る走行会の時の写真で、先導走行の為に白いシビックに乗り込もうとしている私。
因みに、一般的に走行会では、こうして最初に必ずゆっくりとした速度で先導走行を1周行い、その後フリー走行に移って行く。

写真中央のヘルメット姿はレーシングドライバーF氏・・・ああ面倒臭い、福山英朗氏だが、最近はすっかりテレビ解説者に。その彼が乗る黄色いシビックと私の白シビックは先導走行後には体験同乗走行になる。要はサーキットタクシーとして人を助手席に乗せてサーキットを走る訳で、タクシーは1周ずつ、つまりピットtoピットではあるが、鈴鹿サーキットは5.8kmというロングコースであり1周3分程度も時間がかかるので結構値打ちがあるのだが、しかし一方では、いわゆる客の回転率が悪いことにもなる。

同乗走行_3.JPG

この日は人気で?、多くの方が同乗を希望されていた。
レースドライビングを体験して頂くには、ゆっくり走ったのでは意味が無く、ピットロード出口のスピード制限ラインを越えるや全開で加速、そのまま1コーナーに飛び込んで行く。
各コーナーは車が滑り出すまで飛ばす。ただ危険な130Rだけは少し余裕を残す程度の走りで、シケインなどは目一杯のブレーキングから思い切りインの縁石に乗せる、といった具合で、乗ってもらった方には普段の車の運転とは全く別の世界を味わって頂くのだが、1周を終え、ピットロードに滑り込んでから感想を聞くと、多くの方が感激してくれるのは嬉しいところ。
それでも、本来のレースで攻めるギリギリの走りよりは、まだマージンを残してはいるのだが、それにしても、こうしてホットに走るとシビックでも結構、体力的にきつい。
というのもレースでは、レーシングドライバーの心拍数は170前後にも上がるほど厳しいものだし、ひとレース終えると数キロ減量するほどで、実はモータースポーツはかなりハードなスポーツなのである。
1本目の30分が終わった時には息も切れ気味で、あと2本はモタないのでは・・・、と思ったりもした。
しかし、降りて汗を拭くとすぐに2本目が開始する。
でも、乗ったら頑張って走る、やれ頑張って走る。
何とか2本目も終了して、水分を補給すると、ハイ3本目始まります・・・と。
乗ったら頑張って走る。それ頑張って走る。
というパターンで結局30分3本を最後まで走り切ってしまった。
ところが、汗を拭き拭き思うところ、体が慣れたのか、意外にも、まだ元気が残っているではないか、
おお!
それに、福山選手の運転するシビックの後ろを走る時があり、一定の間合いを取って走ったのだが、1周の間、殆ど離されなかったではないか、
おお!

他愛ないことだけど、結構こんなことで、心身の喜びを得られるものだ。
いい汗をかいた一日だったな。

Profile

☆畑川 治 1947年生まれ
レースアドバイザー
趣味: 運転、旅行、鉄道、その他

このブログ記事について

このページは、Osamu Hatagawaが2010年4月20日 21:54に書いたブログ記事です。

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