Essay/Column/Diary

地鉄の駅

|
須坂駅_2.JPG

地方鉄道(地鉄)の駅には独特の雰囲気がある。
先月に写した写真ではあるが、まだ雪の残る駅には人の姿もまばらで、冷たい空気が流れていた。
(写真はクリックすると拡大します)

数が少なく、あまり明るくなさそうな蛍光灯、少し錆びの浮いた鉄の柱や座り心地の悪そうなベンチ椅子、しかし、とても綺麗に掃除されているプラットホーム。
吊り下げ広告の「丸池観光ホテル」が地方色を表わしていて、また、名所案内板の下部のPEPSIの文字も、世界規模のブランドなのに不思議とここでは地方色を写してしまう。
のんびりと静かな時間の流れる、地鉄の駅の雰囲気だった。

鉄道に興味のある方なら、どこの鉄道か、すぐにお判りになったことだろう。
それは、後ろの赤/クリームの車両、長野電鉄2000系が目を惹くから。
そして、この駅は長野電鉄、長野線の中間地点にある須坂駅だ。

電車庫.JPG

こちらは同駅に隣接する電車庫と留置線。
この車庫というのも、鉄道施設としては駅と共に好ましい雰囲気のあるものだ。
車両が留まり、休む場所、といった安堵感が漂うからなのかも知れない。
地方鉄道では、近年はオリジナルな新型車両を投入することが少なくなり、写真のように営団地下鉄(現、東京メトロ)の車両や、東急、そして小田急の車両など、各鉄道会社からの中古払い下げ車両を多く使う。

小田急ロマンスカー_2.JPG

須坂駅に入ってきた湯田中発、長野行きの特急。
車両は、ご存知のとおり小田急の「箱根ロマンスカー」。
小田急の看板特急も今は長野電鉄の主力特急車両として働いている。


都会ではサービスの向上等により新型車両を早期に投入するため、まだまだ使える車両が廃棄されることになるのだが、鉄道車両はタフで、本来長持ちするものであり、このように、多くの車両が各地の地鉄で活躍している。
こうしたことは、とても良いことなのだが・・・
ただ、既成概念が出来てしまっているからではあるが、車両と景色とは連帯感のあるもので、以前、大井川鉄道で近鉄特急に乗った時にも違和感を感じたが、長野の地を走る小田急の箱根ロマンスカーは、あまり似合っているとは思えないし、また、何か寂しくも思えた。

PS:
やはり長野電鉄と言えば2000系。丁度「マルーン」と「りんこ」カラーが並んだところ。

20002種_補正.JPG


Profile

☆畑川 治 1947年生まれ
レースアドバイザー
趣味: 運転、旅行、鉄道、その他

このブログ記事について

このページは、Osamu Hatagawaが2010年4月 9日 21:41に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「枝垂れ桜」です。

次のブログ記事は「レーシングドライバーの運転 その3 いい汗」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。

Powered by Movable Type 4.01

Sponsor

ワンタッチテント イージーアップ

広告募集中
コンタクト