Essay/Column/Diary

クリスピークリームの思い出

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クリスピークリーム_3.JPG

これは今年3月に開店した、あの一時期話題となったアメリカのドーナッツ店「クリスピークリーム」の、名古屋店のオープン日に写したものだ。
列は遥か先まで延々と続き、最後尾の看板には「現在の待ち時間3時間30分」と書いてあった。
私には、とても待てる時間では無かった。

クリスピークリームと言えば、多少の思い出がある。
それは南カリフォルニアでのことで、おいしいドーナッツ店があると教えられて車を走らせたのがクリスピークリームの店だった。
オレンジ郡のそこは、緑の広がる丘陵地帯に比較的高級な住居地が多い地域にある店で、簡素で小奇麗な店だった。
入口から店に入ると、右側にドーナッツを作っている機械設備がガラス越しに見え、その製造行程を見ながらレジに向かうのだが、作られて行くドーナッツの何とも美味しそうなこと。
レジの前には先客は5・6人並んでいたかな、その列の後ろに並ぶ。
すると店の内側から店員さんが、製造ラインから取り出した出来たてのドーナッツを「どうぞ」と渡してくれるではないか、何とも気風の良いサービスがとても気持ち良く、そして出来たてホヤホヤのドーナッツの美味いこと。
このサービスは日本でも行われているようで、タイミングが良ければ無料サービスにあずかれる。
私は都合、この店に2回行ったが、2回とも無料サービスを頂いたし、見ていると、この店では、ほぼ全ての客にサービスしていたように思える。
それはともかく、こちらはそんな甘いモノを沢山食べる方ではないので、実は貰ったその1ツで充分なのだが、まさか「タダ食い」だけで店を出る訳にもいかない、という訳でドーナッツを家内と一つずつ頼んで店内で食べた。
それにしても美味しいドーナッツで、日本でこれまで食べて来たドーナッツとは、味や食感、ボリューム共に各段の差がある。
などと、話しながら食していたが、大きなガラス窓の外には花が咲いていた。
その時、何かが飛んだ。
虫かと一瞬思ったが、違う、とても小さな鳥だ。

ハチドリ_7.jpg

「ハチドリだ!」
家内と共に声をあげた。
初めて見るハチドリの可愛いさに感動をした。
ハチドリは南米にしか生息しないものと思っていたが、カフォルニアにも居たのだ。
ホバーリングして花の蜜を吸っているが、あまりに速く羽ばたくので羽根が見えないほどだ。
やがてシュッと飛び去って行ってしまったが、蜂よりも素早い動きだった。
(因みにハチドリの名の由来はブーンと羽ばたく音がハチに似ているからとの由)

名古屋駅に面した高島屋の一角にクリスピークリームが出来たことで、(その混雑が解消すれば)あの美味しいドーナッツが食べられるようになったので嬉しいことなのだが・・・
どうも私には、ハチドリを眺めながら食べたことが一体にインプットされてしまったようで、あの明るく穏やかな雰囲気を一緒に愉しめないと思うと、少し寂しい気もするんだよな・・・・

Profile

☆畑川 治 1947年生まれ
レースアドバイザー
趣味: 運転、旅行、鉄道、その他

このブログ記事について

このページは、Osamu Hatagawaが2010年5月10日 22:20に書いたブログ記事です。

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