Essay/Column/Diary

RAILWAYS

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◎一畑風圧縮.jpg

たまにはNゲージの写真でも、と思い、コルクボードレイアウト上で写してみた。
一畑電鉄2100系と後ろの赤いのは同電鉄のデハニ50系と言いたいところだが、トミーテックの鉄道コレクションシリーズからは出ていないので岳南鉄道1100系で誤魔化したもの。
京王ベースの2100系も、本当は南海ベースの3000系にしたかったのだが、既に売り切れ状態なので、この車両を使った。

(Nゲージ コルクボードレイアウト:http://www.hatagawa.net/2009/02/post-57.html#more
(レイアウトはアートだ:http://www.hatagawa.net/2008/03/post-16.html

◎赤電ウエザリング圧縮.jpg

こちらは、そのデハニ50系ならぬ岳南1100系だが、何となく出雲の山々をバックに走る一畑電鉄の電車に見えなくもない。
などと、妙に一畑電鉄にこだわろうとしているのは「RAILWAYS」の映画を観た話でもしようか、という訳だ。

あまり日本映画は観ないのだが、鉄道に関連する映画なので興味を持った。
そうか、そっくりの題名の「ALWAYS三丁目の夕日」以来の日本映画の鑑賞だ。
その「ALLWAYS三丁目の夕日」には多くの人が感動したようだが、へそ曲がりの私にはストーリーがいまいちで、演出も全体に大袈裟、そして、最も興味を持っていた昭和の景色も、当時を体感してきた者には、どうも不自然に感じた。唯一、CGで作られたとは思えぬ出来栄えの街並みには感心をした。

さて、このRAYLWAYSの物語は、中井貴一扮する50才を前にした大手家電メーカーのエリートサラリーマンが取締役への昇進を目前にしつつも、あることからこれまでの人生について考え、少年期よりの夢だった電車の運転士になっていく、というもの。

大きな話しの流れはそうだが、映画ではストーリーの展開に不自然さを感じる。家庭を顧みず会社人間として一流企業の中間管理職に就いている男が、取締役への内定と引き換えに地方工場の閉鎖を命ぜられる。そこにはモノ作りが生き甲斐の親友が工場長を務めていたが、平然と、その工場を閉める宣告をする。
という完全な企業戦士であったはずだが、田舎の母が倒れたことと、その親友の交通事故死により、言わば、いとも簡単に人生を反省し、会社を辞めて故郷の一畑電鉄の運転士試験を受けるのだが、その間の心理的な葛藤の描写が殆どされていない。
本来、言いたいのはそこだろ、と、あまりに簡単な転身ぶりに拍子抜けしてしまう。
その後、つまり運転士になってからは、まるで別人のように善人となる。確かに、東京で会社人間として働いていた頃とは、田舎暮らしで人も変わることを表現しているのは判るのだが、本来、企業の管理職でギリギリとやってきた人間が、いきなり、そんなにサッパリと良い人には切り換われないだろうに。
また、田舎にきた途端に反抗的だった娘と仲良くなるのだが、約2時間という映画の時間の中ではゆっくりと表現出来ないのかもしれないが、何かと不自然さが伝わる。

その他、細かいことを言い出せばキリがないので止めよう。
それは、ともかく。
会社を重んじ、家庭を犠牲にして働く日本の社会。
結局、自分の夢も追うことなく終わる人生。
こうした日本の社会に対し、人の夢とか、家族愛とか、スローライフとか、人間性を取り戻すことを描いた映画であり、そのことは大いに賛同出来る。

ところで、私も歳をとり、多少ガタも出始めてはいるが、それでも、まだまだ元気だし同年代では比較的に若い方だとは思っている。しかし、そうした中で、最も歳をとったな、と自覚するのは、涙もろくなったことだ。テレビを見ても、歌を聞いても、ウルッときてしまう。
この映画鑑賞中も不覚にも涙が、などと言うレベルでは無くなり、映画が終わっても恥ずかしくてなかなか席を立てなかった。
内容に文句を言う割には・・・

トリミング.JPG

Profile

☆畑川 治 1947年生まれ
レースアドバイザー
趣味: 運転、旅行、鉄道、その他

このブログ記事について

このページは、Osamu Hatagawaが2010年7月12日 18:57に書いたブログ記事です。

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