Essay/Column/Diary

紅葉のはじまり

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永源寺境内の黄葉.JPG

滋賀県の永源寺は紅葉で有名なところである。
ずいぶん以前に行ったことがあるが、朝夕の冷え込みが強くなった昨今、紅葉が見たくなり久々に訪れてみた。

永源寺は滋賀県東近江市にあり、滋賀県と三重県を分ける鈴鹿山脈の滋賀県側の裾野にある。その永源寺に接する国道421号線は山を越えて三重県の桑名に通じる。
とは言え、その峠越えの道は険しく、鈴鹿からは国道1号線から行くのが最良のルートとなる。
新名神が出来て以来、国道1号線を使うことはめっきり無くなったが、ドライブがてら鈴鹿の峠を越えて行くことにしが、やはり、山は紅葉の始まりで、登るほどに色濃く映えていた。

水面の紅葉_2.JPG

永源寺では川向いの駐車場に止めたので愛知川(えちがわ)に架かる橋を渡って行くのだが、その橋の上からは両岸の黄葉/紅葉と共に、水面に写るそれらも楽しめた。

紅葉の始まり.JPG

まだ来るのが少し早かったので境内のモミジは色変わりの最中だった。しかし、それもまた緑/黄/赤の織りなすグラデーションが何とも美しく映える。
そして、永源寺の本堂は日本屈指と言われる葦葺(よしぶき)屋根で作られており、その独特で古風な建物と、艶やかなモミジとのコントラストも不思議と似合っていた。


境内を見て回ると、一番奥にある含空院にはお茶席あった。
お茶の作法も、まともに心得ないのだが、そこは気軽にお茶をいただくことが出来た。
毛氈に座り、お庭と遠くの山を見ながら、お抹茶をいただいていると、自然と落ち着いた気持ちになれる。
普段の諸々のことを忘れて“静かな時間を愉しむ”という感覚で、そのことが何か贅沢に感じた。
お茶という、こうした精神文化を持つ日本は、古来より心豊かな国であったことが覗える。
一方、物や情報が豊かな現代、昔の人と比べれば便利で贅沢な生活をしている訳だが、しかし、この“静かな時間を愉しむ”というような、気持ちのゆとりや豊かさ、という意味では貧しくなってしまった、と言えるのかも知れない。

お抹茶.JPG

Profile

☆畑川 治 1947年生まれ
レースアドバイザー
趣味: 運転、旅行、鉄道、その他

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このページは、Osamu Hatagawaが2010年11月14日 21:25に書いたブログ記事です。

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