Essay/Column/Diary

メルクリン その後 音

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01トリミング_1.JPG

鉄道模型のデジタルコントロールに関しては、このコラムで何度か紹介しているのでご理解頂けていると思うが、今回はそのデジタルコントロールの大きなメリット「音」の話。
まずは、音が出ることで最も値打ちのある蒸気機関車から行こう。
BR 01、ドイツを代表する蒸気機関車で大型の高速型であり、日本のC62に良く似た存在である。メルクリンのスタートセットに入っていた、このBR 01の音について。
出発に際し汽笛を鳴らすと「ホーッ」と言う。
なぬっ、蒸気機関車の汽笛は「ボォーッ」じゃ無いのか?

何とも気の抜ける汽笛で、ファンクションには短音の汽笛もあるので押すと、今度は「ホッ」と言う。私がデジタル化したC56にも短音の汽笛があるが、こちらは「ボンッ」と、実にいい音がする。
何か納得が行かない。

01アップ_1.JPG

次に走らせ始めると、先ずは「シューッ」と蒸気を吐く大きな音がして、その後「ボッ、ボッ、ボッ」と蒸気機関車特有のドラフト音に変わっていくが、そこまでは良いとして、何故か途中からは「ボッボッボッ  ボッボッボッ」と3・3・7拍子の始まりみたいな、3気筒のような不規則な音に変わって、走行中、その不規則さのまま「シュシュシュッ シュシュシュッ」と忙しくやっている。
01は2気筒のはずだけどなー、と、このドラフト音も納得の行かないものがある。

思えば、悲しいかな実車を見たことも無い訳で、そのくせドイツの蒸気機関車などで遊ぼうとしているのであり、姿カタチは写真で知るところだが、音までは知らなかった訳だ。
しかし、今は便利な世の中だ。そうYou Tubeという手があるではないか、とばかりに、BR01で検索すると、やはり、いくつもの動画が見られる。しかし、どれも日本の蒸気機関車と同じ2気筒の「ボッ、ボッ、ボッ」と規則的な音をしている。
やっぱり違うじゃないか、そして、汽笛に関しては、向こうでは出発時に鳴らさないようで聞くことが出来ない。
ただ、それらの01は、どれも石炭焚きで、私の01はオイル焚き仕様だ。ひょっとすると音が違うのかも知れないと、しつこく探していると。
あった、機番号01-1066オイル焚きの動画が。私の模型が01-1060だから、おそらく製造時期が同じあたりだ。
しかも、走り出す時に汽笛を鳴らした、そう「ホーッ」と。
本当に「ホー」なんだ。
そして「ボッ、ボッ、ボッ」と規則的な音で走り出し、すぐに「ボッボッボッ  ボッボッボッ」になるではないか、3・3拍子に。
何だ、合っていたんだ。音の機械的な理由は解らないけど・・・
まあ、模型のデコーダーに入っている音は実車の音を録音しているはずなので当然ではあるけれど、
ということで、まずは納得。
因みに、上記のYou Tubeの動画は下記で見られる。
Eisenbahn-Romantik-Sonderzug mit Schnellzug-Dampflok (BR 01 1066) passiert Mainz

レールバス_2.JPG

続いてはレールバス。
こちらも実際には見たことも乗ったことも無い訳で、エンジンの「ガラ ガラ ガラ」音は日本のレールバス同様、いかにもレールバス然としたディーゼルエンジンの音だが、ただ、警笛を鳴らすと「ピーッ」と甲高い音、まるでオモチャだ。
他にも「カンカン」と鐘の音、「ピリピリー」と車掌の笛の音、ドアを「プシューッ」と閉める音、等が入っているが、どうもリアリティが感じられない。
ということで、こちらもついでにYou Tubeで探してみた。
こうしたレールバスが走る場所というのはローカル線であり、ドイツの田舎の風景や、のどかな生活の中にローカルな駅と共にレールバスが溶け込んでいる姿が見られる。
エンジン音も「プルプル」と軽快に走っている・・・ん、「ガラガラ」では無いぞ・・・まあ、いいか。
件の警笛「ピーッ」は、実車もまさに「ピーッ」と甲高く可愛い音だが、ところが草木の間を走るローカルな景色の中では、この小さな車両の、甲高いその音が似合っているから不思議なものだ。
「カンカンカン」と鐘を鳴らして走る姿も、そして「ピリピリーッ」と車掌が笛を吹いて急いで乗り込む姿も、ドイツの景色の中にあっては情緒すら感じる。
こちらのYou Tube 動画は次のとおり。
Eisenbahn Romantik - 118 - Der Schienenbus - 2of3.wmv

ということで、こちらの音も納得で、まずは、めでたしめでたし。

ローカル駅3.JPG

さて、音というのは、単に実物の車両に似た音がするというだけでなく、音楽がそうであるように、その音から色々とイメージを広げてくれる効果があるようだ。

ということで、
見て愉しみ(好ましい車両に光も備えて)
走らせて愉しみ(動力性能抜群の車両と線路と電気システムで)
音を愉しむ(ドイツを想像させるような)
という具合に、一粒で3度おいしいグリコ(じゃなかったか?)のような、メルクリンを愉しんでいる。

Profile

☆畑川 治 1947年生まれ
レースアドバイザー
趣味: 運転、旅行、鉄道、その他

このブログ記事について

このページは、Osamu Hatagawaが2011年2月 3日 22:07に書いたブログ記事です。

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