Essay/Column/Diary

鯉のぼり

|
◎鯉のぼり_2.jpg

能舞台から見た、まことに賑やかな鯉のぼり。
ここは何処?、と問うほど有名なところでは無いので場所を明かすと、
滋賀県は近江八幡市にある日牟禮八幡宮(ひむれはちまんぐう)である。
このように見事な鯉のぼりが見られた。

ゴールデンウイークでドライブに行く予定を立てたのだが、各高速道路は混雑するだろうし、よって、遠乗りは避けることとし、まずは新緑を見ながら走りたいので、鈴鹿から国道1号線を西に、鈴鹿の山を見ながら峠を越えて行くことにした。水口からは1号線と別れて北東に向かう水口グリーンバイパスに、この道も周辺の緑が綺麗なのでルートにして、その延長線で八日市に、そして琵琶湖に向かい湖岸に位置する近江八幡へと向った。
想定どおりに殆ど渋滞に遭うこともなく着いたのだが、唯一の誤算は、この日は黄砂がひどく、新緑の鮮やかさは濁ってしまい、感動も半分だった。

◎昔の町並み.jpg

近江八幡は豊臣秀次が築いた八幡城の城下町だが、近江商人の発祥の地であり、メンタームでおなじみの近江兄弟社もここにある。
国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されている古い町並みがあり、観光地となっている。

◎八幡堀_2.jpg

また、八幡城を築城した際に作られた、琵琶湖に繋がる運河の八幡堀が巡らされ、その堀沿いには白壁の土蔵や旧家が建ち並び、見どころのひとつにもなっている。

JR近江八幡駅の観光案内所で教えて頂いた和食の店で食事をすることにした。店は丁度、八幡堀添いにあり、古い民家を利用したもので、なかなか雰囲気があった。
実は、以前に京都の古い家に住んだ経験があるのだが、やはり、このあたりの家の作りも京都によく似ていた。

◎8畳間.jpg

写真は食事をした部屋内部だが、鰻の寝床よろしく、写真を写している手前の部屋から縦に部屋が続き、右に床の間があり、奥に縁側、そして庭に続く、という京都の家と同様の配置を持つ。しかし、何より京都を感じたのは、部屋の広さにある。そう、京間による広さだ。
この部屋は8畳間で、そこに(大きめの)お膳が4卓、4人が無理なく座れる。それぞれのお膳の間隔は広く、体が当たるようなことはない。
現代の建築は江戸間が標準となっていて柱芯間が1820mmとなるが、京間では1970mmで15センチも違う。基準が違うので畳の大きさが違い、部屋も廊下も全て広さが異なることになる。
以前に住んでいた京都の家も8畳の部屋もあり、この店と同様にとても広かった。6畳の部屋でも狭苦しさを全く感じなかったし、それに、4畳半の部屋にダイニングテーブル/椅子を配していたが狭さは無く普通に使えていた。
その後、鈴鹿に越して、当初、マンションに入ったが、その6畳の狭さ、玄関/廊下の狭さには驚いた。
無論、現在住む家も江戸間、1820mmが基準になっている。
全く、誰が基準を京間から江戸間に変えてしまったのだ。
などと、食事が来るまで部屋を見ながら想いにふけっていた。

やがて、食事が運ばれてきた。
その食事も美味しそうだったが、箸を入れている包みに目が行った。
折り鶴があしらってある。
何か、ほっとするんだな、こういうちょっとした心遣いには。

◎箸入.jpg

Profile

☆畑川 治 1947年生まれ
レースアドバイザー
趣味: 運転、旅行、鉄道、その他

このブログ記事について

このページは、Osamu Hatagawaが2011年5月 5日 16:47に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「シーズン開幕」です。

次のブログ記事は「バラスト」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。

Powered by Movable Type 4.01

Sponsor

ワンタッチテント イージーアップ

広告募集中
コンタクト