Essay/Column/Diary

舞台裏  ポッカGTサマースペシャル

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スターティンググリッド.jpg

鈴鹿サーキット、恒例の真夏の耐久レース「Pokka GT Summerspecial」は本来の1000kmから、近年の諸々の状況を勘案して500kmの距離に短縮して開催された。
写真はスターティンググリッドの最後尾から写したものだが、雨のスタートとなった。


メディアセンター.jpg

これはメディアセンター。上には4連のモニターが並び、レース映像/全車のタイミングモニター/GT500クラスのタイミングモニター/GT300クラスのタイミングモニター、といったように表示されるもので、常にレースの状況(順位やギャップやラップタイム等)が明確に把握出来るのであり、パソコンに向かい各位原稿作りに余念がない。

レース自体は近年稀に見る面白く、素晴らしいレース内容だった。
それは、終日ぐずついた雨による影響が大きかったからで、タイヤの重要性が全面に現れたレースと言える。各チームがどこのメーカーのタイヤを履いているか、そして、深溝、浅溝、スリックのどれを選ぶのか、それも最低2回のピットインをするので走行を3本に分け、それぞれの時点に何を選ぶのか、それに対して天候がどう変化するのかでラップタイムは大きく変化した。
また、タイヤメーカーごとのタイヤ性能のスイートスポットも、雨の量によって明白に異なり、それまで遅かった車が、路面の状況ひとつで非常に速くなったりする訳で、どの車が勝つのか、途中で予測することすら出来ないレースが展開された。
辺りも少し薄暗くなりはじめたレース終盤、それまでに後続を引き離してトップいたHSVは浅溝を選び最後のスティントに臨んでいたが、予選1位から天候やピット作業のタイムロスで大きく遅れて7位にまで落ちたGTRが最後のスティントでスリック(ドライ用タイヤ)を選び、その後、路面の乾きが進むと共に猛烈な追い上げで次々と他の車を抜き、残り3周のところでトップに1秒8まで迫り、トップを奪うのではと思われた時、何と再び雨が降り出してしまい、ペースを落として2位でチェッカー。というようなバトルが随所に見られる誠にドラマチックなレースとなった。
なでしこジャパンや高校野球同様、スポーツに於けるドラマは作られたものでは無く、真にドラマチックであり「事実は小説より奇なり」そのものの面白さがある。

さて、レースの詳細はネットや本で見てもらうとして、舞台裏というか、余分な話をいくつか。

SGTサファリ.jpg

何だ、これは!
バスがレース中にコースを走りピットインしている!・・・のではなくて、実はサーキット・サファリ(SGTサファリ)という企画で、バスには抽選で選ばれたファンを乗せ、コースを周回するところをGTマシンがテスト走行を兼ねて走るもので、コースの中からレーシングカーの速さを体感してもらうもの。
とてつもない速度差があります。

フォード.jpg

フェラーリを追うフォードGT!
まるで昔のル・マン24時間レースを彷彿とさせるが、これは当日、同時に開催された「GT アジア シリーズ」のレース模様。参加車両は他に、アストンマーティン/ランボルギーニ/ポルシェ/アウディ/ジネッタなど、FIA-GTという規格のスーパースポーツカーによるレースである。
というよりもアジアの色々な国の、様々なお金持ちが集まるレースかな?
このフォードGT、どうしてもGT40と言ってしまうんだよな。

由良卓也.jpg

以前に「違いの分かる男」ネスカフェの宣伝で一躍有名になったレーシングカーデザイナーの由良拓也氏。
この日もJスポーツのテレビ解説者で来ていて、その控室でのこと。たまたま私も居合わせたのだが、いきなり部屋の電気が消えると「ハッピーバースディ・トゥー・ユー」と。
誕生日というか、還暦の祝いをスタッフの皆さんがサプライズで行ったというもの。
実は被っている帽子も本来黒いものらしいが、そのスポンサーが還暦用に赤のスペシャル仕様であつらえてくれた由。
とにかく、おめでとうございます。

下は優勝チームのピットイン模様、車はホンダHSV-010。
ドライバー交替、燃料補給、タイヤ交換を急いで行うが、その時間が勝敗に大きく影響する。

ピットイン.jpg

Profile

☆畑川 治 1947年生まれ
レースアドバイザー
趣味: 運転、旅行、鉄道、その他

このブログ記事について

このページは、Osamu Hatagawaが2011年8月22日 22:27に書いたブログ記事です。

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