Essay/Column/Diary

なんじゃ、この字は?

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1阿字ヶ浦駅標.jpg

実はこれは駅名標。そう、駅のホームに掲げてあるあれ。
隣の駅名、磯崎の文字もモジッてある・・ん、ダジャレになってしまったか?
阿字ヶ浦駅は海に近く、よって、貝や魚、そして釣り針に海藻を文字に入れ込んでいる訳だが、当用漢字から象形文字に移行したようでもあり、ウイットが効いている。
さて、こんな駅名標のある鉄道は何処?
地元の人にしか判らないだろうな。

実は、この鉄道は「ひたちなか海浜鉄道」
茨城県は水戸のひとつ北の駅、勝田から、海沿いの、この阿字ヶ浦までの14.3kmを走る第三セクター方式の鉄道である。
仕事で1週間、水戸に滞在したのだが、あいだで1日空いたので、この鉄道を訪ねてみた。
その目的は3つほどあった。

3フリー切符_2.jpg

第1の目的は、この鉄道では旧国鉄型のディーゼルカーを保存鉄道よろしく何両も保有し、塗色も国鉄ディーゼルカーの標準色の燈/クリーム、標準色の紺/クリーム、準急色のクリームに赤帯と取り揃えており、興味を持っていた。もし乗れたのなら、昔のディーゼルカーの、あの油の匂いを嗅げるのではと。
第2には、途中、那珂湊駅があり、那珂湊までは徒歩で10分程度、なので昼食に魚を食おう、と。
第3は、最近は出掛けるとなると最後は風呂で〆るパターンになっているが、どうも終着駅の阿字ヶ浦に温泉があるとのこと。

2勝田駅.JPG

ということで、まずは勝田駅に。
これが常磐線に隣接した改札口だが、いきなりローカルな雰囲気になる。
そして入ってきたのは最近の軽快気動車、どうも味気ない。
とりあえず乗り込んで中間の主要駅、那珂湊に向かう。

4直線.jpg

途中の、この景色。広い田畑の中を真っ直ぐ伸びる線路、ローカル線の雰囲気がもり上がる。
うーん、この雰囲気、軽快気動車ではなく国鉄型のディーゼルなら文句なし、なんだけどな。

5那珂湊駅名標.jpg

那珂湊に到着、まずは那珂湊駅の駅名標。
この鉄道の本社所在地であり、唯一の車庫を備える中心的な駅であることが、この駅名表に表現されているように思える。

6気動車各種_2.jpg

あったあった、写真中程のクリーム/緑の軽快気動車を別にして、国鉄型気動車(ディーゼルカー)が様々な塗色で4種。バランスのとれた好ましい形で懐かしい。
でも、ここに、こんなにあると言うことは、今日は走っていないのかな?
早速、駅で聞いてみると、やはり、車両が古くてトラブルがちなので、あまり走らせないとのこと。
なんだ、だったら来なかったのに・・・

ま、しょうがない、次の目的の湊へと向かった。

7那珂湊ヤマサ.jpg

流石に湊はにぎやかだった。
多くの店が立ち並び、それぞれの店から威勢の良い売り込みの声が飛び交っていた。
店の方が「津波に全部やられた」と言われていたが、今は、その面影も無かった。

8海鮮丼.jpg

これが海鮮丼、たくさんの新鮮な魚介類が所狭しと並ぶ。美味かった。
たしかに美味いと言えば美味いのだが、でも、考えてみればこうしたものはご飯に魚介類をそのまま乗せたもので、新鮮さとネタの良さが勝負。でも自然の味以上には成り得ない。テレビではよく、こうした場所に訪れたタレントが驚くほど美味しいと表現しているが、自然のものが、それ以上になる訳でもないよなぁ、とも感じる。

9温泉のぞみ.jpg

そして那珂湊から終点の阿字ヶ浦まで行き、風呂に向かう。
駅を降りると何も無いところに思えたが、坂を下りて海岸べりに出ると、こんな立派な建物の温泉施設があった。

ということで、オフの一日を過ごしたのだが、地方を訪れる良さのひとつには、昭和(中期)の景色に時折り出合えることでもある。
下は、線路を歩いて帰る人。右の家も含めて昭和らしい。
こんな風景、実に久しぶりだな。

線路を歩いては危ないだの違反だのと、ヤボな事は言わないこと。

10線路を歩く人_2.jpg

Profile

☆畑川 治 1947年生まれ
レースアドバイザー
趣味: 運転、旅行、鉄道、その他

このブログ記事について

このページは、Osamu Hatagawaが2011年11月13日 20:36に書いたブログ記事です。

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