Essay/Column/Diary

続 マンガ モジュールの完成

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①駅前商店.jpg

こんな景色が出来上がった。
本コラム「マンガ」から始まったHNモジュールの製作であり、HNモジュール運転会でお披露目するまで内緒にしてきたものだが、実は、こんな景色のモジュールとなった。
この建物、この電話ボックス、この車、この跨線橋、このプラットホーム、そして、この警戒色の車両。
そう、イギリスそのものの景色である。

②完成モジュール全体.jpg

これが完成したモジュールの全体。2分割のモジュールで、駅の真ん中で半分に分かれる。(駅舎は接続面上に置いてあるだけ)
ひとつのモジュールが600mm×300mmで、合わせると1m20cmの長さになる。
HNモジュール運転会では、これに足を付けて他のモジュールと接続する。
ストラクチャーは市販キットを多用したもので、駅のホームと道路橋のみ英国PECO製。そして建物の全て、電話BOX、跨線橋、車、樹など、殆どが英国HORNBY(ホーンビィ)製だ。
HORNBYは日本では馴染みが薄く、これまで私もそうだったが「機関車トーマス」を製品化していることから、子供向けのオモチヤ的なメーカーと思っていた。しかし、写真を見て頂ければ、かなり精緻で良い雰囲気の製品を作るメーカーであることがお判り頂けよう。それに価格的にも車両を含めリーズナブルというよりもハッキリ言って安く、これも魅力的だ。
因みに模型のスケールは建物も車両もHOゲージ(1/87)ではなくOOゲージ(1/76)であり、HOより僅かに大きい。
今回、イギリス型を作るにあたってHORNBYやBACHMANNをちゃんと認識出来たのは大きな収穫だった。

③Castle 進入_2.jpg

駅に進入するキャッスルクラス蒸気機関車がプルマン客車を牽く、という感じで写してみた。
駅には、キャノピーと呼ばれる”ひさし”があるが、イギリスの駅の特徴であり、是非、採り入れたかった部分である。
そして複線の線路の間はバラスト(砂利)が鉄粉の汚れが少ない部分としてグレーのバラストを少し撒いてみた。
また、これまでフィギュアは好きではないので採り入れてこなかったが、今回はモジュールを人に見てもらうこともあるので、駅で待つ人を配置してみた。

④トンネルから_2.jpg

道路橋から見た駅。こうして見るとフィギュアは有効なようだ。
正面の黄色い建物は信号所。
使用した線路、KATO製のユニトラックはプラ成形の道床部分(砂利部分)の高さがあるので、プラットホームの高さを合わせる為に下にコルク板を入れて調整。同様に複線の間も凹んでしまうので、コルクと粘土でフラットにし、その上にバラストを撒いてある。
バラストは荒いのを避けてNゲージ用のものを使い、薄い茶色を選んだ。また、線路の間はバラストを撒かずに黒のパステルで汚れを表現した。

⑤道路橋.jpg

この道路橋の形もイギリス独特のもの。そして、苦労したのは舗装の色で、以前イギリスでは、こんな赤茶色の舗装をしていたのが印象的だったので、ここで表現したく、同色の紙を求めて、ずいぶん探し回った。また、センターラインも細く、長いのも特徴。
因みに車はフォード・アングリアバンでOOスケール(1/76)である。

⑥単線側から.jpg

道路橋の反対側、信号所側から見た駅構内。
道路橋と共に是非採り入れたかったのが、この跨線橋(Foot Bridge)。こうした形の跨線橋は他の国では見受けられず、まさにイギリスの駅を象徴する。
停車している車両はClass105型ディーゼルで、70年代、英国内で非常にポピュラーなローカル線用ディーゼルカーである。因みに製品はBACHMANN製。

○接続モジュール右.jpg

HNモジュール運転会でデビューした我がモジュール。
そして他のモジュールと接続した状態。終着駅として配置された。
手前のモジュールは日本の踏切のモジュール。実感的な草や花が見どころだが、手前に農家、踏切の先、右手には神社が見える。
また、向こう側は、トラバーサーのモジュール、景色は無いが、トラバーサーは列車を平行移動出来る装置で、5列車を乗せられ、ここから交互に出発出来るもので、このHNモジュール運転会に於いて、大変有効なものである。

⑧モジュール連結_2.jpg

接続の反対側を見る。
HNモジュールは接続部の規定以外は全く自由であり、色々な国の景色が繋がれる。この日も私のイギリス以外に、日本、ドイツ、フランス、スイスといった様々な景色で作られた作品(モジュール)が並んだ。
面白いのは、景色には脈絡が無いが、繋がった線路を車両が走ることで、独特の連続性を感じることが出来る。

⑦モジュールプレート.jpg

モジュールのサイドにはモジュール名称「Edgware Station エッジウェア駅」のプレートを貼った。
因みにEdgware駅は、昔の思い出のある駅なので名称を利用したが、実在のEdgware駅とは建物も景色も全く異なる。
プレートはExcelで描いたものをステッカー用紙に印刷したものだが、一応ベースには真鍮版を使ってみた。見えても断面だけなので殆ど気付かれることは無いのだが、まあ、自己満足の世界で・・・

PS:追加、写真を写したので

○Class105到着.jpg

こうして近づいて見るとHORNBY製の駅舎の出来が、なかなか良いものであることがお判り頂けよう、特に窓の表現がシャープだが、それに煉瓦の積み方まで、ちゃんとイギリス式になっている。因みに建物は全てレジン製で前述のような細かい表現がされるが、ただ、ひさしなどは分厚い感じが残る。
またBACHMANN製のClass105のディーゼルも、よく出来ていることが判るだろう。車体のディテールもしっかりしているし細かい部分まで表現されていて、エキゾーストパイプが一体成型でなく別部品で付けられていたり、運転席も作られているが特に白いブレーキハンドルが効果的。また、最初から室内灯は付いていて、行き先方向幕も明るく文字が浮かびあがる。

HORNBYやBACHMANNの車両に関しては、いずれまた紹介したい。

Profile

☆畑川 治 1947年生まれ
レースアドバイザー
趣味: 運転、旅行、鉄道、その他

このブログ記事について

このページは、Osamu Hatagawaが2011年11月22日 22:33に書いたブログ記事です。

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