Essay/Column/Diary

プリウス

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○モニター.jpg

考えてみれば、今、日本で一番売れている車に乗ったことが無かった。
そう、日本では長年、軽自動車が販売台数のトップを連続してきたが、それをひっくり返した普通乗用車、それもハイブリッドシステムを搭載したプリウスに。
と、気付いて以来、是非ともプリウスに乗りたかったのだが、先日、所用で大阪に出掛ける際に友人のプリウスで行くことになり、片道を運転させて頂いた。

○プリウス前.jpg

まず、乗って感じたのが、私のトヨタ車に関するイメージの古さだ。
それは、柔らか目の足と、穏やかな発進、停止。つまり、万人向けの車作り、のイメージを引きずっていたことである。
フワフワすることなど全く無い足は、程良い硬さ(バネ設定)と良く効いたダンピング(減衰力設定)で、シッカリ感があることに感心した。無論、高価な車では無いので、その先の、足の動き出しの瞬間のマイルドさ、までは望むべきではない。
全体的に言ってしまうと、足のシッカリ感に加え、アクセルレスポンスの良さと鋭い加速感、そして、ブレーキの効きの立ち上がりの良さ。(後述するが、良過ぎ)
つまり、こんなにキビキビ走る車だとは思っていなかったあたりが、私のイメージが古かった、ということになる。

○運転席.jpg

ブレーキを踏み、スタートボタンを押すと走行準備完了らしいが、何の音も無いので不安になるが、Dレンジに入れアクセルを踏むと、スーッと無音のまま走り出すあたり、異次元の車を感じてしまう。ただ、すくに慣れてしまうらしいが。
ステアリングのフィールはごく自然だ。間違いなくパワステは電動だろうが、電動パワステは、時には、その設定により不自然な重さ、軽さとなる車もあるが、ブリウスは低速から高速まで自然というか普通の感じで、また、高速道路に於ける安定感/直進性も、特別高くは無いが普通に良い。
信号等でブレーキを離すとアクセルに足を乗せる前に、オートマのクリークのように少し動き出す。ダッシュボードのエネルギーモニターで見ると、ブレーキを離した瞬間にバッテリーからモーターに電気が送られていて、多分、登り坂等、発進時の後退を嫌ったものだろうし気が利いており、オートマに慣れた我々には自然な感覚である。
普通に発進すると動力はモーターから始まるが、踏むほどにエンジンとのダブルパワーなので加速はとても良い、つい踏みたくなるほど。
ブレーキは一般的な表現をすると、とても良く効く。が、強いて言えば効き過ぎる。
あまりに軽いタッチで効くので、スムーズなブレーキングをしようとすると、軽い踏力の中で微妙な踏力の調整が必要で、とても気遣ったブレーキングとなる。
何故かな、と考えると、エネルギーモニターでバッテリー容量を見ると常時80%位あるように充電されるシステムだ。
Dレンジではアクセルオフでは回生ブレーキにならず、ブレーキを踏んだ時だけ発電→回生する設定だ。となると、おそらく発電量を稼ぐには、油圧ブレーキよりも可能な限り発電側を利用したいはずで、発電量を稼ぐ為に、どうしても強めの減速力となってしまうのかな、と想像した。
でも、リラックスして運転するには敏感過ぎるかな。

○ダッシュと鈴鹿トンネル.jpg

それにしても、エンジンとモーターを組み合わせたハイブリッド・システムという複雑な機構を、これほどまでに自然に人が扱えるまでに熟成し(正直言うと、モーターとエンジンとの混成と切り替えに微妙な不自然さは残るし、件のブレーキも同様で、レシプロのみのリニア感は今ひとつだが)、そして、室内の広さ、内装の作りの良さ、何より、驚くほどの燃費の良い車が、補助金の助けはあるものの、200万円を少しオーバーする位の価格で買えるのだから、ホンダのインサイトの低価格に刺激されたこともあろうが、何れも企業努力の賜物と思えるし驚きである。
販売台数日本一というのも真に納得出来るものだった。

○プリウス後ろ.jpg

Profile

☆畑川 治 1947年生まれ
レースアドバイザー
趣味: 運転、旅行、鉄道、その他

このブログ記事について

このページは、Osamu Hatagawaが2012年5月15日 11:21に書いたブログ記事です。

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