Essay/Column/Diary

世界のタイル博物館

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○タイル博物館.jpg

愛知県は常滑に「世界のタイル博物館」(写真正面)がある。
常滑と言えば焼き物の街、そして、あのINAXの発祥の地でもあり、この博物館は「INAXライブミュージアム」と銘打つ諸展示施設のひとつである。
写真左側の黒い建物は「窯のある広場・資料館」。他に「建築陶器のはじまり館」「土・どろんこ館」「陶楽工房」「ミュージアム・ショップ」などがあるが、そうそう写真正面建物の右手前部分はイタリアン・レストランで、なかなか美味だった。

タイル博物館と聞いても、悲しいかな私には子供の頃のタイルが思い浮かび、つまり、昔は色々な場所にタイルが使われていた。風呂場は当然ながら、お勝手の流し(シンク)や壁の腰板部など、水気を防ぐ場所に小さなタイルが貼りつけられていた。そんな印象が強く、実はタイルに芸術的なイメージが薄かったので、ピンと来なかったのである。

○展示室入口_2.jpg

こちらは館内の展示室への入口。
内部では紀元前からのタイルの始まり、現代までの歴史や1000点にもなるタイルのコレクションがみられる。
その入口は大きな門のようなデザインとなっていて、この高さのある入口の周りに配されたブルーのタイルの鮮やかさに圧倒される。
またフロアにはチェック模様が美しいタイルが敷かれている。

○腰板.jpg

そしてこれだ。この腰板部分のタイルの美しさ、床の清潔感。この部屋に入っただけで、何とも言えぬ深い感情が湧いてくる。
説明書きには、1830~1910年のヴィクトリアン・タイルとあり、アール・ヌーボー様式を採り入れたものとのこと。

○各種タイル.jpg

展示室の内部には各国各種のタイルが展示されている。種類としてはオリエント、イスラム、スペイン、オランダ、イギリス、中国、日本といったカテゴリーに分けられるようで、それぞれデザイン、模様には特徴があり、ゆっくり見ているとキリが無いほど。

○階段.jpg

2階に上がる階段部もこのとおり、ガラスを使った近代的な階段の意匠にもタイルが程良くマッチしている。
こうして各所でタイルの美しさに心を打たれる見事なデザインの館内である。

○休憩所.jpg

今度は「窯のある広場・資料館」にある休憩所だが、まさに以前に使われていた本物の窯の中である。
焼けた煉瓦の風格に、照明とセンスの良い家具と音楽で素晴らしい空間を作り出している。

ほんの一部を紹介したが、こうして見ても、この博物館のセンス良さや、気遣いが感じられると思うが、最後に駐車場の写真を。
このさりげない貸し傘。これだけを見ても、このミュージアムの意志がうかがえよう。

○傘.jpg

Profile

☆畑川 治 1947年生まれ
レースアドバイザー
趣味: 運転、旅行、鉄道、その他

このブログ記事について

このページは、Osamu Hatagawaが2012年9月18日 14:14に書いたブログ記事です。

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