Essay/Column/Diary

新レイアウトの製作 その2  走ったゾ

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①165走行.jpg

前回の「その1」では、勾配の製作までだった。
今回は、一応線路を敷いて走るまで。
と言うと簡単に聞こえるかも知れないが、走らせる為には沢山の線路を繋げると共に電気配線を行わなければならない。
これが大変なんだな。

タイトルの写真は走り始めた時の写真で、EF58が4両の客車を牽いて走り回り、165系がすれ違う。
というように、複線のメインラインは完了して電気配線も出来た、という状態だが、先ずは、その配線の話。

②配線用穴あけ.jpg

例えば、ポイントの配線。
写真ように穴を開けてポイントマシンのコードを下に出すのだが、KATOのコネクターの通る大きな穴は線路で覆って隠すこともあり、まず線路の配置は正確に確定しないとならない。それもタイトル写真のように上下二段の線路配置であり、設計と現実の微妙な線路位置の違いも吸収しつつ位置を決定していくことになる。

○床下.JPG

開けた穴から配線を下に出すが、色々な場所からの配線があり、スパイラルチューブで各コードをまとめた。
フィーダー系(走行電源供給系)は黒、そしてポイント系(ポイントマシン作動配線系)は白のスパイラル、というように分別している。

ここから話は詳細に入るが、フィーダーで大変だったのは、エンドレスが長いので電圧降下の不安があり、ひとつのエンドレスに複数箇所のフィーダーを入れることにしたのだが、加えて全てポイントはKATOの#4を使用していて(その理由はまた改めて)、

○ギャップ白印.jpg

このポイントは電気的に選択式なので分岐側からの給電ではショートしてしまう、よって、各ポイントの分岐先では両ギャップを切る必要があり、(写真の黒いレールジョイナーがギャップ。また複線の渡りも当然ギャップを切る、白い円はフィーダー部)
こうして1エンドレスは電気的には3分割となり、そこに5カ所のフィーダーを設けることになった。そして複線なのでフィーダーはその倍の10カ所にもなった。
加えて言うと支線用にも3箇所のフィーダーがあるので、全部で13箇所からのフィーダー線が床下を通っている。

○コント裏.JPG

フィーダー系、そしてポイント系の各配線は最終的にコントロールボード裏に集まり、コントローラーやポイントマシンに接続する。
3線をまとめている青い分岐コネクターは大変有効で、1エンドレス5箇所のフィーダーは、このコネクター2つを経て、コントローラー手前ではひとつのフィーダー線となる。
また、ポイントマシンの操作も駅や複線の渡り線のように同時に2つのポイントを動かす時も分岐コネクターにより1つのポイントマシンで可能となる。
KATOの線路を選択したのは、こうした配線でもKATOの製品を使える利便性を考慮したことにもある。見えている配線は全てKATO製品で、各コードにはコネクターが付いているので差し込むだけで配線が繋げるし、極性を間違えることも無い。
ごく一部にハンダ付け配線を行ったが、しかし、ほぼ全般にKATOの製品を使ったことで、かなりの手間と煩雑さを回避出来たと思う。

○コントロール部.jpg

完成したコントロールボード(運転台)
ホームセンターで購入したRを画くテーブル部分は気に入っている。
因みに各コントロール類は、
手前の右側、黒/白がKATOのデジタル(DCC)コントローラーで、これに(ジャンプコードで)繋がっている真ん中の手持ち式コントローラー(スロットル).がDIGITRAXのDCCコントローラー。最上部の左右二つのつまみが速度コントロールで2台の列車をコントロールできる。
つまり、この二つのDCCコントローラーで3列車を同時にコントロール出来る。
手前の左の青いKATOのコントローラーは支線用でDC(直流)制御。リバースがあるので二つの方向変換スイッチを持つ、このタイプが必要。
そして、
後ろにズラッと並んだ青い切替えスイッチがポイントスイッチで、グレーの電源部の左右、つまり2つのエンドレスで分けて、6個ずつある。
大きなレイアウトでは線路図を画いた操作盤上でポイント操作するのが本来だが、その制作を逃れ、ここでもKATOの製品を利用して簡単に済ませた。まあ、昔の信号所に於けるポイント切替に準じていて、アナログな操作感を味わえる、と納得している。
そして、後ろの右端の緑のTOMIXコントローラーはターンテーブル専用である。

□フィーダー分岐.jpg

このレイアウトでは、ふたつの本線であるエンドレスは、DCC(交流デジタル)でもDC(直流アナログ)でもコントロール可能としている。
因みに、英国型はDCCコントロール、日本型はDCコントロールとする。
その切替方法は簡単である。
前述のように両方のエンドレスに繋がるフィーダーはコントローラー手前ではひとつずつ(写真のFAとFB)になっており、DCCコントローラー使用時には、写真のように分岐コネクターによりFAとFBをひとつにしてコントローラーに差し込めば良く、つまり、DCCコントローラーからは同じ電気を供給することになる。
これで線路には交流の12V程度が常時流れる。そこにコントローラーから車両に搭載したデコーダーに色々な指示を与えて、走行、音、光などをコントロールする仕組みだ。
無論、DC運転の時にはFAとFBのフィーダー線をそれぞれのDCコントローラーに差し込むだけだ。

今回は何かと説明が面倒臭かったと思う。
ということで、最後の写真はDCCコントロールで快調に走るイギリス型の列車だ。
昔、英国内を豪快に飛ばしていた、これらの列車を走らす為に、このレイアウトに着手したと言える。
そして完成までには何年もかかることだろう。

ま、とりあえず「走ったゾー!」

⑫走ったど.jpg

Profile

☆畑川 治 1947年生まれ
レースアドバイザー
趣味: 運転、旅行、鉄道、その他

このブログ記事について

このページは、Osamu Hatagawaが2013年4月10日 15:00に書いたブログ記事です。

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