Essay/Column/Diary

F1サポートレースのスーパーFJ

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○整列.jpg

最近のレースは何でも名称にスーパーが付くから、ややこしいが「スーパーFJ」(命名は私だが・・・)はF1を頂点としたフォーミュラレースカテゴリーの底辺にあたり、入門用フォーミュラであり、そして若手の登竜門たるレースカテゴリーである。
そんな「スーパーFJ」のレースが「UBS」看板の下で行われるようになるとは、これまで想像もしなかった。
「UBS」とは、F1レースの冠スポンサーである。つまりF1レース、正式には「2013 FIA F1世界選手権 日本グランプリレース」だが、そのサポーティング・レース(前座レース)として「スーパーFJ」が組み込まれ、全国から集まった若いFJドライバー達により、多くの観客の前で、元気一杯の素晴らしいレースが展開された。

F1レースには大体2レース程度のサポートレースが組み込まれるが、ミドルクラスのフォーミュラレース(F3、FCJ、FD、F4等)であったり、自動車メーカー系列のレースが殆どだったが、今回、若手の育成を目的としてスーパーFJが組み込まれた由・・・素晴らしい。

○西コースパドック並び.jpg

写真は西コースパドックにズラリと並んだスーパーFJ車両。全国から33台が参加したが、なかなか壮観である。
パドックはF1の使うメインの東パドックではなく、クラブマンレース等の行われる西パドック/西ピットを使用する・・・それで充分である。
今回の参加規程では、若手育成ということから29歳以下としている。
ここ数年の流れだが、一時期スーパーFJの参加者は若手選手が減っていたのだが、最近はスーパーFJがドライビング・テクニックの向上に役立つこと、そしてステップアップした上のカテゴリーのレースで成績を挙げている実績が認められたのか、カート出身の若いドライバーの参加が増えて、全国に7つある選手権の各レースでは、10~20代の選手が好成績を席巻する様子が見受けられる。

○S-FJスタート.jpg

レースのスタートは、冒頭の写真のように西コースで予選順に整列した後にマーシャルカーに先導されて、本来のF1のスタートと同じグリッドに着く。そしてフォーメーションラップを(コース1周)行い、これまたF1と同じ5ユニットという信号によりスタートが切られる。
西コースに居るスーパーFJの関係者はモニターでスタートを見る。やがてスプーンコーナーを抜けて西コースピット前を通過する時に初めて実車を見ることになる。

写真のように、ポールポジションからスタートした車はトップに立ち、そのままレースをリードする形になったが、2位以下の車は順位の入換えが幾度もあるし、混戦の中団グループでは3台横並びでの大接戦になったりと見るものを飽きさせない。しかし一方では、相手のスペースを残すクリーンな戦いに、見ていて気持ちの良いレースが展開された。
きっと、F1関係者も少しは見てくれているだろうし、このレース内容なら恥ずかしくないものだ。

○S-FJ表彰式.jpg

写真は古いブラウン管の映像で恐縮だが、
表彰で嬉しかったのは、F1と同じポディウムで表彰式が行われたこと。
表彰を受けた上位3位のドライバー達には、晴れやかな素晴らしい経験となっただろう。
それにしても、年齢を見てみると驚くのだが、参加33名の年齢は16歳~29歳で平均年齢は21.8歳。
成績では、1位17歳、2位18歳、3位21歳、4位18歳、というように、圧倒的に若いドライバーが活躍をした。

○取材.jpg

その後も優勝したドライバーは西コースパドックに帰ってくると複数のメディアの取材を受ける。普段のスーパーFJレースでは、あまり見られない姿である。
写真は優勝した根本選手だが、テントにタレ幕があるので説明不要か、でも、この名前覚えておく方が良いかもしれませんよ。

スーパーFJの立ち上げから関係し、現在も振興活動を行う一人として、
何よりも、このF1日本グランプリのサポートレースにスーパーFJを組み込んで頂いた鈴鹿サーキットに感謝したい。

Profile

☆畑川 治 1947年生まれ
レースアドバイザー
趣味: 運転、旅行、鉄道、その他

このブログ記事について

このページは、Osamu Hatagawaが2013年10月16日 23:14に書いたブログ記事です。

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