Essay/Column/Diary

今年は赤い4Cだった

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例年、開催される八光カーグループの「ジラソーレ・フェスティバル」が今年もセントラルサーキットで行われた。
インストラクターとして参加させて頂いているが、今年、私が使用する車としてアルファ ロメオ4Cを用意して頂いた、そう言えば昨年も黒い4Cを使わせて頂いたが、今年は赤の4Cスパイダーだった。

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ドライビングレッスンなども担当させて頂いているが、走行としては先導走行でライン取りを覚えて頂いたり、徐々にペースを上げて行ったりと、とにかく普段の生活からいきなりサーキットでの全開走行になると危険なのでペースメーカーとしての役割もある。
などと言うのは午前中までで、午後の走行はレーシングタクシー走行になり、同乗を希望された方を乗せて、ほぼレーシングスピード走り回る。
インストラクターは私を含めて3名で、要するに3台のタクシーで40名弱の方に乗って頂く。
当然ながら、我々のようにレースの世界で生きて来たものとアマチュアの方ではスピード感覚やドライビングに大きな違いがあり、同乗体験された殆どの方が感激される。
これは自慢ではなく、どんな世界でも同じで、言わばプロとアマの違いだ。
野球にゴルフにサッカーその他、あらゆるスポーツがそうであるように、プロとアマの差は大きく、やはりプロのプレーには人を惹きつける魅力がある。
それこそ日曜日のテレビ「NHKのど自慢」でも、いくら歌自慢の合格者がいても、最後にプロの歌手が出てくると圧倒されるほど上手い。
というのに似ている、かな?

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アルファ4Cで、このサーキットを飛ばすのも前年に続き2回目になるが、それでも走り始めは、そのジャジャ馬ぶりに驚く、アクセルもブレーキもハンドルも反応が鋭いからだ。
しかしすぐに慣れると気持ち良い感覚に変わり、そして、真剣に飛ばすと限界域ではドライバーに優しい性格であることが解る。まるで人を評価しているようだが・・・
やはり車重が僅か1100kgという軽さが大きく貢献していて、軽さは加速もコーナリングも減速にも、全て有効に働くからだ。
新しい1750cc直噴エンジンにターボを加え240psのパワーは充分で、馬力あたり重量は4,58kgであり当然素晴らしい加速が得られる訳だ。その加速度に比例してブレーキはドリルドベンチレーティッドディスクにフロントはブレンボの4ポッドキャリパーを備える。効きと共にレーシングタクシー走行で多くの方に乗って頂いたが、終始ブレーキはヒートすることもなく安定していた。

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何よりもコーナリングに於いての安定性が素晴らしい。こうしたミッドシップの車では、限界性能は高いものの限界域ではコントロール性がシャープになりがちだし、限界を越えると一気に旋回運動に入ってしまう危険性がある。
この4Cはその限界域での動きの穏やかさで安心してコーナリングが出来る。車の前後バランスも良く素直な操縦特性で「ひょっとしてこの車スピンすることが無いのでは」とさえ思ってしまう。
しかし一度、下りの中速コーナーに限界速度を越えて侵入すると、さすがにリアはこらえきれずに流れ出しカウンターステアで修正をしてグリップを取り戻した。
そう過信はイケない、いくら電子制御で車をコントロールしていても、コーナーの進入時にはトラクション・コントロールが効く訳では無いのでオーバースピードでの進入は避けなければいけない。
でも限界を超えた後のコントロール性も低くないことは体験出来たけど。

もう一人のインストラクターも、この4Cに少し乗ったのだが、車を降りるなり「面白い車ですねー」と興奮気味に言った。

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Profile

☆畑川 治 1947年生まれ
レースアドバイザー
趣味: 運転、旅行、鉄道、その他

このブログ記事について

このページは、Osamu Hatagawaが2016年6月10日 10:46に書いたブログ記事です。

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