Essay/Column/Diary

イギリス鉄道旅行 LNER  更新版

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〇2-2Edinburgh行8時発.jpg

「Big Four SUZUKA」などと言ってイギリス型レイアウト(ジオラマ)を作って楽しんでいるのだが、実はイギリスの鉄道には一度だけしか乗ったことがなかった。そんなことから機会があればと思っていたのだが、遂に今年の年頭に計画を立てた。
やはり行くのなら昔のBig Fourの路線を乗っておきたい、ということはイングランドのほぼ全域を乗り回すことになる。
これは、綿密な旅行計画を立てることと共に体調の計画も含め、とても良い目標意識を持てることになった。

〇2-3Mk4車両1st class.jpg

鉄道旅行の始まりはロンドン・キングスクロス駅から8:00発のエジンバラ行きの列車でヨークに向かった。
本当は10:00発の列車に乗りたかった。というのもこのイースト・コースト本線は、まさにBig Four時代のLNER(ロンドン・アンド・ノース・イースタン鉄道)の本線である。そして、あの有名な「フライング・スコッツマン(号)」は歴史的に10:00発であり、今も同じ発車時間に同じ列車名で運営されているはずだからだ。
まあ、8時発でも同じ車両(InterCity 225)を使用して到達時間や停車駅も変わらないし、何より、当方は予定が詰まっているので10時までは待てない、という訳だ。

〇2-10_First classの朝食.jpg

朝の列車でファーストクラスに乗ると朝食が出るよと聞いてはいたが、まさかフル・イングリッシュ・ブレックファーストが出るとは思っていなかった。
もとより、私はこのイギリスのフル・ブレックファーストは最も好む食事のひとつで、朝から何とも豊かな気持ちにさせてくれる。
静かで快適な車両で、ロンドンを離れて美しい景色を見ながら戴く朝食は格別だった。

〇2-4First class 内部.jpg

電車と違って両端機関車(Class 91)タイプのこの列車は、前述のように誠に静かで快適な乗り心地だし、シートや内装も良い。
走行は殆んど200km/hで飛ばしているようだがカーブが少ない。
なるほど、この良好な線形の路線を、昔は世界最速の蒸気機関車マラード(Class A4)などがカッ飛ばしていたという訳だ。

ロンドンから300キロ、スコットランドまでの半分あたりに位置するヨークで降りるのは、そこからバスで東に1時間半、ピッカリングという町から出ている保存鉄道のノース・ヨークシャー・ムーアーズ鉄道(NYMR)に行くからだ。
NYMRは非常に多くの昔の車両を保有している。1時間半ほどかかる路線だが、毎日7~8往復も定期運行している。ただ、全て蒸気機関車とは限らず、古いディーゼル機関車の牽引する列車も多い。

〇グロスモントの乗客.jpg

因みに、保存鉄道に行くなどと言うのは日本では、さぞかしマニアックな人達と思われるかも知れないが、ご覧のように多くのお年寄り夫婦が、古い列車に乗るのを普通に楽しんでおられる姿が印象的だった。

〇木造客車.jpg

この保存鉄道を訪れたかった理由のひとつに、写真のLNERの木造客車を見たかったことがある。フライング・スコッツマンに使われていた客車で、ボディの外皮まで木製の車体に、塗装はチークのニス塗りという非常に個性的な車両だ。

〇LNER客車0723.jpg

勿論この車両の模型は持っていて、ご覧のとおり、そこそこ雰囲気は出ているのだが、流石に木の質感までは表現されていない。
やはり、本物の艶のある車体は美しかった。

〇2-28 LNER 木造車 室内.jpg

こちらはコンパートメント(イギリスではコリダーと言う)の室内。やはりイギリスらしく重厚な作りで、この頃からシートはしっかりと作られている。3等車なので前後に狭い。
こちらサイドは各部屋にドアがあり、窓を開けて外側のドアハンドで開ける。

〇2-27 LNER木造者通路.jpg

反対側は通路になるが、こんな感じで、やはり木造ゆえの質感と美しさを感じる。
1930年代のフライング・スコッツマンは、こうした素晴らしく雰囲気のある車両が使われていた。きっと乗客の方々は深い旅情を感じられていたことだろう。

〇2-38 汽車到着_3.jpg

ゴースランド駅に到着する蒸気機関車列車、やはり独特の魅力がある。
ゴースランドは静かな田舎町にある駅だが、あることで有名になった駅なので比較的多くの人が乗降していた。
それは、ハリーポッターの映画の中でホグワーツ魔法魔術学校のあるホグズミート駅として撮影された駅だからだ。

〇ハリーポッターの駅_Goathland.jpg

駅から続く林の間の道を歩いて坂を上って行ってみた。
そこには勿論、ホグワーツ魔法魔術学校は無くて、いくつかの小さな店が並ぶ町というよりも村があった。

〇2-36お土産屋.jpg

綺麗にリビルドされたのだろう、青いフォード・アングリアがあったが、その古い家並みに、とても似合っていた。
そして一軒の古いパブに入った。
歩き疲れた体に、ラガービールが染み入るように旨かったな。

〇パブ_2.jpg

Profile

☆畑川 治 1947年生まれ
レースアドバイザー
趣味: 運転、旅行、鉄道、その他

このブログ記事について

このページは、Osamu Hatagawaが2016年7月17日 16:57に書いたブログ記事です。

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