Essay/Column/Diary

40周年を迎えたインターシティ125 更新版

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□ティンマス海岸のIC125.jpg
Teignmouth海岸のIC125
近年のイギリス鉄道を代表する車両とも言えるインターシティ125(IC125)は、1976年に運行を開始しており今年で40周年を迎えた。 イギリスの専門誌では特集が組まれたり、また、記念イベントもグレート・ウェスタン鉄道が主催して開催されたりもしている。

写真は今年7月に写したもので、このデボン州のティンマス海岸はイギリスで有名な撮影ポイントでもある。
是非、写真をクリックし拡大して見て頂ければ、よりティンマス海岸の雰囲気を感じて頂けると思う。

3-2_IC125_パディントン.jpg
Paddington駅
幸い今年、イギリスの鉄道をたっぷりと乗る旅行をしたので、このIC125にも幾度か乗ることが出来、この車両の素晴らしさを実感した。 何れは日立製の新しい「AT-300」へと切り替わっていくのだろうが、全て切り替わる前にIC125に乗れて良かった。 日立AT300.jpg

AT-300のイメージ図、日立ニュースリリースより。

IC125は動力分散方式という前後両端が機関車になっている列車で、つまり中間の客車には動力が無いのでモーターやエンジン音などが無く、実に静かに、スーッと、そしていつの間にか200キロの高速で走っている感覚だ。(但し、揺れは大きいが・・・)
その機関車であるClass43は電気式のディーゼル機関車で、動力はモーターで走る。発電用としてのディーゼルエンジンにはターボを備えているので排気音がとても静かである。一度は機関車のすぐ後ろの車両に乗ったのだが、全くと言って良いほど機関車の音は入って来なかった。
実際、外でIC125の発進を見ていても、機関車から出るエンジン音は小さく、それよりも”ヒューン”とターボの音が主張していた。

3-3 P1040687.jpg

これはファーストクラスの車内だが、この落ち着いた重厚感のある車内の雰囲気は、これからの車両では出来ないことだろう。

〇1st class シート.jpg

ゆったりとした広い空間と、レザー張りの高級で座り心地の良いシート、それに大きなテーブル、そして窓の下には電気コンセントとUSBポートがあり、またWi-Fiも飛んでいる。
そしてファーストクラスでは、途中から乗ってもすぐにワゴンサービスが来て、軽食と飲物がサービスされる。
単に移動する為の乗り物というよりは、旅行を豊かに愉しめる座席であった。

3-4 Class43.jpg
Dawlish駅

こうして、イギリス旅行ですっかりIC125が気に入ってしまったのだが、鉄道模型を趣味に持つ者として、言わば当然のように、このIC125を手に入れたくなった。
という訳で、早速、馴染みのイギリス鉄道模型専門店「メディカルアート」さんにIC125(HORNBY製)を注文した。色は今回乗ったFirst Great Westernの紺色塗色の販売は無いのだが、しかし昔から見慣れているブルー/グレーの方が私には印象が強いので、そちらをお願いした。

◇駅とIC125_2.jpg

上はいつもの駅で写した写真で、IC125が入ると、これまでの蒸気機関車の時代から現代に時が移る。ついでに駅舎と跨線橋もHagley駅(何れもHORNBY製)のものにして現代版(イギリスらしく古い建物だけど現在も使われている)に切り替えてみた。

〇IC125_1_5.jpg

この製品はアナログ仕様だが当然DCC(デジタル・コマンド・コントロール)対応の為の8ピンは備わっている。
イギリスには「オリビア・トレインズ」というサウンドデコーダーを扱う会社がある。ベースのデコーダーはESU製を使う。オリビアではデコーダーにイギリスの各機種の音を入れると共に、加減速での音の変化や、蒸気機関車では絶気状態の静かな惰行など、各コントロールも上手く仕上げている。
こちらもメディカルアートさんが取り扱っているのでIC125用のサウンドデコーダーを取り寄せて頂いた。
これが実にいい音を出すんですね。特に発進が実物さながらで「ヒューン」とターボの回る音が高まり、スルスルと加速して行く、速度が上るとターボ音は弱まりつつ走り続ける。といった感じで、誠に快調に走るので、ついつい長い時間走らせてしまうものである。

下はレイアウト1階部分のヤードなのだが、何となくロンドンのターミナル駅(さしずめユーストン駅あたり?)から出発するイメージが重なる。
そして、ご覧のようにMKⅢ客車には室内灯が備わっている。
ん、左にペンドリーノが見える?
その話は、またいつか。

〇IC125_地下駅.jpg

Profile

☆畑川 治 1947年生まれ
レースアドバイザー
趣味: 運転、旅行、鉄道、その他

このブログ記事について

このページは、Osamu Hatagawaが2016年10月20日 11:34に書いたブログ記事です。

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