Essay/Column/Diary

名古屋モーターショーでの感動

|

◎ポートメッセ名古屋外観.jpg

過日、名古屋モーターショーに行った。東京でのモーターショーには何度も行ってるのだが、名古屋では規模が小さいのだろうと思っていた面もあった。
しかし、”名古屋市国際展示場・ポートメッセなごや”は想像以上に大きく、写真のメインゲートとなる交流会館の建物とは別に1号館から3号館まで大きな展示場があった。

◎ポートメッセ名古屋施設.jpg

ポートメッセと銘打つように名古屋港に隣接していて、高速道路では名港中央インターを降りてすぐ、鉄道では名古屋から「あおなみ線」終点の金城ふ頭にあり、アクセスが良い。
またJR東海の「リニア・鉄道館」もあるし、それに「レゴランド」もここに出来た。
写真の中央手前の建物が入口の交流センターで、左の大きな建物が3号館で主な自動車メーカーの展示場、右側が2号館で主に外国メーカーの展示、後ろの円形が1号館でショップや用品、部品その他の展示場となっていた。
写真では右端が駐車場になっているが、今はここに「レゴランド」が出来ている。

◎Honda Sports EV & Urban EV.jpg

何と言っても今年の展示車のハイライトはEV、電気自動車だ。
これはホンダの「Honda Sports EV Concept」右と「Honda Urban EV Concept」で、EVとAIを組み合わせている。

◎ホンダ佐藤琢磨.jpg

一方、ホンダで人を集めていたのは佐藤琢磨車のインディカーの展示とマルク・マルケスのモトGP車の展示だ。特に琢磨選手の今年のインディ500のテレビ放映画像には多くの観客が釘づけになる。アナウンサーの歓喜溢れる放送も良かったし、モータースポーツに力を入れるホンダにとって佐藤琢磨のインディ優勝は正に値千金だったろう。

◎ダイハツ.jpg

こちらはダイハツ「DN Pro Cargo」という軽自動車サイズの商用EV。そう、向こう側の「ミゼット」の進化版とも言える展示。またダイハツは向こうに見える「コンパーノ」の現代風にリデザインした「DN Compagno」も展示し、それぞれコンセプトの継承を表していた。

◎トヨタ_愛2台.jpg

美しいステージはトヨタ。「Concept愛 i Series」やはりAIとの組み合わせを謳う。

◎トヨタ 満員_2.jpg

流石は名古屋というか、とにかくトヨタブースには人が一杯で見るのも大変だった。

◎Suzuki E-Survivor.jpg

続いてはスズキ。ジムニーの流れを汲むような「e-Survivor」無論EVだ。
女性が入ると俄然モーターショーらしくなります。

◎NISAN ハンドル畳み_2.jpg

今度はニッサンだ。「リーフ」と共に展示されていたコンセプトモデルのEV車。
よく見るとハンドルが畳まれている。
「いやー、運転好きの私としては、それは勘弁してよ!」と言いたいところだ。

さて、こうして見て来ると各メーカーのステージ上には全てEV、電気自動車の展示となっていた。まさに時代の変わり目を表している。
面白いのは全て車体色が白色というのも共通しているところで、電気屋さんが冷蔵庫や洗濯機などを「白物家電」と呼ばれるが、まるで「白物くるま」と呼びたくなってしまった。

さてさて、このコラムのタイトルを「名古屋モーターショーでの感動」とした。
それは「白物くるま」のことでは無い。というのもEV車は、まだまだ未完成な企画モノ的な印象があり、自動車技術の積み上げてきたクルマ本来の魅力を感じることが出来なかったからだ。
そんな中で、

◎魁ポートレート_2.jpg

ガツン!と私の意識に響いたのが、このクルマだ。
「MAZDA KAI Concept 魁」このデザインには完全にヤラれた。
もう、このステージの前から離れられなくなってしまった。

◎魁斜め後ろ_2.jpg

クルマの持つデザインの美しさが見事に表現されている。
しかも、今すぐ道を走り出しても良いほどの完成度をもっている。
凄い!
このところ、マツダ車のデザインは素晴らしいものが続いている。
そのデザインの流れの集大成のように思えた。
他では、押し出しが強く、アクの強いデザインが横行する中、マツダは美しさを追求している姿が素晴らしい。
あくまでクルマは景色の一部でもあるのだから、美しくあるべきだ。

この「KAI Concept」はEVではなくレシプロだ。それもデザイン同様にレシプロの理想を追求した「SKYACTIV-X」と呼ぶ、ガソリンエンジンながら圧縮着火を世界初で実用化したもの。
久々に自動車技術の粋を見せられた感じだ。

世の中は、いつかは電気自動車になる。
ただ、それは今すぐにではない。
そんな残された、決して少なくは無い時間の中で、レシプロによるクルマの究極とも呼べる進化を追求する、その姿勢にもまた感動を覚えた。

Profile

☆畑川 治 1947年生まれ
レースアドバイザー
趣味: 運転、旅行、鉄道、その他

このブログ記事について

このページは、Osamu Hatagawaが2017年12月21日 23:08に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「鈴鹿バルーンフェスティバル2017」です。

次のブログ記事は「今年の海外旅行の写真から」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。

Powered by Movable Type 4.01

Sponsor

ワンタッチテント イージーアップ

広告募集中
コンタクト