Essay/Column/Diary

旅の写真から イギリスの美しい駅 更新版

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△トーキーホーム.jpg

意外にも、イギリスには美しい駅が多かった。
まずは、イギリスの南西の端に位置するデヴォン州にあるTorquay(トーキー)駅。
列車で到着し、ホームに降り立つと、柱の装飾の綺麗さに目を奪われた。
アガサ・クリスティの生誕地でもあるトーキーは美しい海岸沿いにあり、リゾート地として多くのホテル等が並ぶ。

△Settle駅舎.jpg

イギリスで最も美しいと言われるセトル駅。
ヨークシャー・デイルズ国立公園の山麓を走るセトル&カーライル路線にあり、駅だけで無く車窓の景色もイギリスで最も美しい路線にある。
駅長は女性で、とても親切に案内してくれた。三角の妻板部中央の白い凹み2か所に、ミッキーマウスとミニーマウスのフィギアが飾ってあったが、きっと彼女の仕業だろう。

△ヨーク駅構内_2.jpg

何故かイギリスの駅はカーブしているケースが多い。
典型的なひとつは、このヨーク駅。
何か、カーブしていること自体、独特の雰囲気がある。
プラットフォーム数の多い、大きなターミナル駅なのに、この急カーブのところに位置している。
中央左端の雰囲気の良い白い建物はカフェテリアで、その建物の前には、これまた雰囲気のある大きな時計が印象的だった。

△2-23グロスモント駅.jpg

イングランド中央部の東海岸に近いグロスモント駅。
どうですか、この水色と白という色合い。建物やプラットフォーム・ランプに至るまで。
軽く、幼稚というか、まるで女の子の好みそうな色あいなのだが。
しかし、この古風な環境に以外と似合ってしまい、軽率にならないあたりが何ともイギリスらしい。
ここは保存鉄道(NYMR)ではあるが、毎日多くの列車が定期運行されており、普通のローカル線と変わらない。

△ ゴースランド駅_3.jpg

同じくNYMRから、ゴースランド駅の駅舎。
石造りの古い建物で汚れを含み歴史を刻んでいる。
この駅ではエンジ色を基調としている。
何より、この駅が有名になったのは映画の「ハリーポッター」で魔法学校のある駅「ホグズミート駅」として使われたことで、この日も多くの観光客が訪れていた。
無論、魔法学校など無いのだが・・・

△Class375とヴィ゙クトリア駅.jpg

ロンドンで最も有名なヴィクトリア駅。
バッキンガム宮殿にも近く、駅舎本体はとても立派な建物だけど、
よく見ると、こうしてプラットフォームの柱やアーチは綺麗な塗装で飾られている。
吊り下げられた照明と言い、歴史を感じさせるような装飾である。

△駅のシェルター.jpg

車内からの撮影で恐縮だが、イングランド北東部にあるヘリフィールド駅。
プラットフォームの屋根、イギリスではシェルターと呼ばれるが、その構造を写してみた。
屋根部はガラス張りとして全面を明り取りに。(日本だと夏には暑くて仕方が無いが)
シェルター全体は鉄骨による構造を採るが、接合部の角の補強には飾り模様の入った鋳造品により気品ある模様を入れて良い雰囲気を出している。
地方の駅でも、こうした装飾を忘れない姿が好ましい。

△ティンマス駅の入り口.jpg

再び、デヴォン州の海岸近くのティンマス駅の入り口。
石造りのしっかりした建物で、石の積み方やレンガの配置が凝っていて興味深い。
ここでも、ひさし屋根の角の補強に型物を使っており、ちゃんと赤/白/緑に塗り分けられている。
やはり飾り気と手間を惜しまない。

△ダウリッシュ駅.jpg

上のティンマス駅の東隣のダウリッシュ(Dawlish)駅。
綺麗な駅というより綺麗な景色にある駅だ。
ただ、海が荒れると完全に波を被る駅であることでも有名。
事務所の中には大波を被りながら走る蒸気機関車の油絵が飾ってあった。
そうか、タフであることがプライドなんだ。
日本だったら、錆びるとか危険極まりない大騒ぎになるところだろう・・・

長くなるので、ボツボツこの辺にしよう。
最後は、もう一度ロンドンに戻ってキングスクロス駅。

△キングスクロス駅.jpg

キングスクロス駅のコンコース。
青い照明と共に白いパイプの構造物が右下から天井に樹木のように広がり、幻想的でもありとても広く美しい空間を作っていた。
右側は昔からの石造りの建物をそのままに、その外側にこのコンコースを新たに作ったようで、左側の曲線を描く建物は1階に店舗、2階はレストラン/カフェといった商業施設になっている。
古い建物を生かしつつ作られたコンコース、その構成とデザインは見事なものである。

おまけで、下の写真はプラットフォーム1番。
主にスコットランドへの優等列車が発着するが、左側の列車のヘッドマークは「Flying Scotsman」とある。
「Flying Scotsman」は歴史的な列車で、1800年代から、このキングスクロスを10時に出発してエディンバラに向かっていた。
そして、未だに・・・

△キングスクロス8時発.jpg

Profile

☆畑川 治 1947年生まれ
レースアドバイザー
趣味: 運転、旅行、鉄道、その他

このブログ記事について

このページは、Osamu Hatagawaが2019年5月15日 22:42に書いたブログ記事です。

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