Essay/Column/Diary

The new E-Class

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〇E200室内イルミネーション.jpg

最新のメルセデスベンツEクラスに乗る機会があった。
それも数日間預かり、遠出もしてみた。
室内は美しくネオンのようにブルーのライトが取り巻き、デジタル表示のメーター類や、中央の大きなディスプレイなど、近未来的と表現すべきか、非日常というべきなのか、素晴らしい車の性能を含めて、別世界を体験した。

〇E200ポートレート_フラワー1.jpg

今回、乗せて頂いたのはE200アバンギャルド、メルセデス伝統のスタイルを保つ。

〇運転席_1.jpg

コックピット、質感の高い、奇をてらわないイメージの室内だが、ステアリングは太く小径になり、またシートは少し硬めで、ドライビングポジションを含め、ドライバーズカーであることが伝わる。

〇E200エンジンルーム.jpg

走った後で知ったのだが、エンジンは直4の1497cc直噴ターボであった。
E200とあるので、てっきり2000ccターボだと思っていたし、いや、2リッターの割に非常に良く走ると感じていたのに、実はダウンサイジングで1.5リッターだったとは。184psに加え、30.6kgfmというトルクが効果的なのだろう、にしても、と思ったら、モーターがアシストしていた。
48V電気システムでスターター/ジェネレーターがモーターとして加速に貢献していた。
それに9速ATのトランスミッションが繋ぎ目なしで、つまりシームレスシフトで9速という多段を効果的にシフトすることも高加速性能を得ているのだろう。

〇E200ガラス表示_3.jpg

走って最初に驚くのは、フロントウインドゥに浮き出るディスプレイだ。
(画面をクリックして拡大して頂くと判るが)
デジタルのスピードだけでなく、道路標識を読み取り、写真では制限速度40キロと追い越し禁止の表示がスピードの右側に出ている。また、左側には車が向かっている方向が「南西」と漢字で表示されている。
左下のスピードメーター部にも同様の表示があるが、運転中殆ど下のメーター部に視線を向ける必要は無かった。

〇バックモニター.jpg

最近の車同様にリバースを入れるとバックモニターが働き、ディスプレイにリアビューと、右側には上からの車の位置が映る。
左のリアビューはカメラで映すのだから判る。でも上からのバードビューは何だ?、車の後ろの歩道の模様までキッチリ映っている。
まさか上にドローンが・・・と思える映像、後日ディーラーで聞くと、リアやサイドミラーにある複数のカメラ映像をコンピューター処理をして画像になっているとのこと、なんとなんと。

とにかく、ドライビングは快適そのものだった。
全体にカッチリ感のある乗り心地で、操作類も遊びの無いシッカリしたもので、やはりドライバーズカーだ。
基本的に何も悪いところは無いのだが、無理やり探すと、舗装の大きな段差などでバネ下のバタつきが感じられた。確か、以前にエアサスのCクラスに乗った際にはヌルリと角の無い乗り心地を味わえたが、この車はコンベンショナルなバネ/ダンパーのようで、その差を感じた。
また、欠点としてはドアミラーが大きくなり過ぎていて、右に曲がる時に完全に視界を遮られ、体を移動させて見る必要があった。
何れにしても、高性能で素晴らしい乗り心地、リニアで運転しやすいドライビング感覚、トンネル等に入ると美しく室内を照らすイルミネーション照明、いや、もうたまりませんね。

〇ステアリング警告_2.jpg

さて、また別の表示。
ハンドルから長い間、手を放していると、このように「赤い手」の表示が現れる。(無論、フロントウインドゥのディスプレイにも)
すぐにハンドルを握ったり、ステアリング操作をすれば消える。
つまり、ドライバーが意識を無くし、ハンドル操作をしない状態が続いた場合には、車がまず「赤い手」で警告をする仕組みだ。
因みに、基本的に車は車線中央を辿って走るし、前方の車との車間も読んでいるだろう、
では万一、この「赤い手」マークが出てもハンドルを握らないと、どうなるのか、まさか試すわけには行かず、これもディーラーで聞いた答え。
「車は左に寄せて止まります」
とのことだ、そうか車は「ドライバーは運転不能」と判断し、車線や路肩をカメラで読み取り、左後方から来る車を判断し、運転操作をして、最終的に左に寄せて止める、という訳だ。
いや、ロボットじゃないか・・・そうか、自動運転化の一歩手前まで来ている訳だ。

何だか凄いものを見せて頂きましたね。
これまで車の大きな課題や評価の対象だった動力性能や運転の快適性や乗り心地などを、まるで当然のように乗り越えて、電子デバイス等によって、完全に次のステージに向かっている自動車の姿を垣間見せて頂いたようでした。
ありがとうございました。

〇E200刈谷.jpg

Profile

☆畑川 治 1947年生まれ
レースアドバイザー
趣味: 運転、旅行、鉄道、その他

このブログ記事について

このページは、Osamu Hatagawaが2019年6月30日 12:00に書いたブログ記事です。

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