Essay/Column/Diary

ザ・ブリストリアン

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□ホーンビィ_ブリストリアンパック.jpg

これまで書いてきているように、私の鉄道模型レイアウト「Big Four Suzuka」はイギリスの4大鉄道時代をテーマとして遊んでいる? のだが、各鉄道を代表する優等列車を走らせている。ただグレート・ウェスタン鉄道だけは製品が無かったので普通の列車で我慢してきた。しかし最近「THE BRISTOLIAN」のセットが発売されていることを知り、メディカルアートさんにイギリスから取り寄せて頂いた。

因みに幾らか?
一寸いやらしいけど、このセット(機関車+客車3両)の金額は\33,000だった。鉄道模型に精通している方なら判ると思うが、イギリスの鉄道模型は安いので助かる。

さて、グレート・ウェスタン鉄道(GWR)はロンドン・パディントンを起点に西に延びる路線で、アガサクリスティの小説に良く出てくる「パディントン発4時50分」「プリマス行き急行列車」など、クリスティの生誕地であるイギリス南西部デヴォン州を舞台とした小説も多く、名探偵ポアロがロンドンからグレート・ウェスタンで西に向かうシーンも見られる。
それらのシーンは豪華な優等列車ではなく、普通の汽車という感じであり、模型も普通列車で満足していたのだが・・・

□GWR昔の駅.jpg

2016年にスウィンドンにある「グレート・ウェスタン鉄道博物館」を訪れた折、こんなシーンに出会ってしまった。
キングクラスの機関車に「THE BRISTOLIAN」とあり、何と綺麗なことか。
後日、調べるとロンドンからブリストルまで1835年~1965年まで走っていて、このクリーム色のヘッドボードを付けたのは1956年以降とのこと、意外と近年なんだ。
因みに右の駅舎はGWRスタイルで椅子に座る女性は1/1のフィギュアである。

どうも、こんなシーンが記憶に残ってしまい、私のGWRにも優等列車が欲しくなっていた。
それで冒頭に戻って、この「THE BRISTOLIAN」のセットをカタログで見つけて、取り寄せて頂いた、という訳だ。

□キングクラスポートレート明るさ.jpg

まずは機関車からキングクラス。重量級の急行列車を高速で牽引する目的で1927年~製造されている。
HORNBYの製品で塗装が美しい。最近の金型らしく全体にクオリティが向上している。

〇バルブギアー周り_明るさ.jpg

御覧のようにアップにすると良く出来ているのがお分かり頂けるだろう。
バルブスピンドル(弁心棒)がシリンダーから前方に出て車体中央に向かっているが、4シリンダーの内側シリンダー操作の為だ、無論ダミーだけど。
先台車の前側はコイルバネが露出する独特の構造を持つ。

□キャビン_1.jpg

いつものように、とてもよく出来ているキャブの内部、この製品では焚口下の踏み板まで作られている。
GWRの作業服を着た運転士を乗せなくては。

□テンダー前端.jpg


テンダー前端には石炭がこぼれている様子と、ハンドブレーキのようなレバーがある。
おそらく、これはブレーキではなく給水ダクトの操作ハンドルと思われる。

というのも、長距離を走らす為には途中で水の補給が必要であり、線路の間に作業ピットのような溝を作り、そこに水を満たして走りながら水を汲み上げる、という方法が東海岸線(LNER)のフライング・スコッツマン(スコットランドまでのノンストップ走行を可能にする為)などで採られていたが、どうもGWRにも普及していたと聞く。

□給水口.jpg

そこで早速、テンダーを裏返してみると、あったあった、中央部分に給水ダクトと折れ曲がったレバーが、こいつを操作するためのハンドルだったのだろう。

〇フレーム部Canon.jpg

ボイラーを反対側から、この角度で見ると赤くフレーム(主台枠)まで作り込まれているのが見える。

〇TTSサウンド.jpg

機関車は当然アナログ仕様なのでデジタルサウンド(DCCサウンド)仕様に変更する。今回はお安くHORNBY製のTTSサウンド(King class用\6.000)を組み込むことにした。

〇TTSデコーダー取り付け.jpg

無論、テンダー内部にはDCC用の8ピンとスピーカーを取り付けられるよう構造が出来ており、取り付けは簡単だ。

□GWR旧客車.jpg

これは従来の客車で、Hornbyの廉価バージョンたるRail Road製品、確か以前に\1.300円くらいで買ったものだ。
カプラーが車体幅ほどあったり、窓枠がプラスティックの厚みそのままだったりしたが、レイアウト上では細かいことは気付かず、良い雰囲気で走ってきた。

□The ブリストル客車ポートレート.jpg

今度の客車はこれ(Collett 57')。車体の出来や窓回りもシャープになった。台車の軸箱はGWR独特の青塗装。そして何より、屋根の横には「THE BRISTOLIAN」の文字が入る。これですよ購入の最大の意図は。

□The ブリストリアン.jpg

こうして、我がGWRにも看板列車が走ることになった。
動力性能は非常に良く、S字のポイント等でも脱線することもなく快調に走る。
でも待てよ、私が見た「THE BRISTOLIAN」の華やかさが足りない。
そうか、ヘッドマークが足りない。

□キングクラス右前方_2.jpg

もとより、この機関車は前が真っ黒なので造作が見えない。

□ブリストリアン_1.jpg
(コッツウォルズ地方を行くTHE BRISTOLIANの図)
頑張って、煙室扉のヒンジ部をアルミ箔で飾り、扉のハンドルも銀塗装。そして肝心のヘッドマークを作った。

どうだ、これで「THE BRISTOLIAN」の完成だ!

Profile

☆畑川 治 1947年生まれ
レースアドバイザー
趣味: 運転、旅行、鉄道、その他

このブログ記事について

このページは、Osamu Hatagawaが2019年8月 6日 11:41に書いたブログ記事です。

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