Essay/Column/Diary

車のリサイクルセンターを見学させて頂いた

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◎MARC外観.jpg

鈴鹿には車のリサイクルを行う「鈴鹿オートリサイクルセンター」がある。
過日、見学をさせて頂く機会を得、リサイクルの思いを新たにした。

(写真は同社のムービーからも転用させて頂いている)

「鈴鹿オートリサイクルセンター」は、ホンダ車ディーラーのホンダカーズ三重北、そしてVolkswagen・Audiディーラー、等を運営されるICDAホールディングス㈱のグループ会社である。

私的には、クルマのリサイクルに関しては、さほど意識を持って来なかったのが正直なところだ。
自動車の最後は、いわゆるポンコツ屋と呼ばれるところに行き、廃棄される、という印象を持っていたし、そうしたクルマが積み上げられている無残な姿は寂しく思えていた。
しかし、考えてみれば自動車は2万~3万点の部品で作られた高度の工業製品であり、その自動車の最後を廃棄してしまって良いものか、とも薄々感じていた。
そんなことから、見学のお誘いを受け、喜んで行かせて頂いた次第だ。

◎ムービー平置き.jpg

まず、同社を訪問して印象的だったのは、本社屋のスマートな印象と共に、無数とは言わないまでも数え切れない数の廃車が広大な敷地に平置きされていた。
そう、ここでは決してクルマを積み重ねない、まだ大切な資源なのである。

◎解体ライン.jpg

工場には上から見られる見学通路が設置されていた。
この工場には解体のラインがあり、流れ作業で部位ごとに解体される。まるで生産の逆作業のようだ。

◎前処理棟.jpg

この施設には幾つかの棟があるが、こちらは「前処理棟」で、エアバック処理・フロン回収・タイヤ処理と記載されており、確かにとても大切な処理である。

◎液抜き棟.jpg

「液抜き棟」では、燃料、オイル、不凍液など、液体の処理がされる。

◎看板2.jpg

また、工場の建物の裏側には、このような看板があった。
工場から出る排水の処理設備の説明図だ。
このリサイクルセンターは鈴鹿山脈の麓に位置し、近隣にはホタルが飛ぶ綺麗な川が流れており、決して環境を悪くすることないよう気を配っておられた。

◎レアメタル回収.jpg ◎看板_1.jpg

この大きな機械はレアメタル類の回収設備とのこと。
あまりに立派な設備で見上げるばかりだが、クルマが電動化に向かう中、今後ますますリサイクルの必要性が高くなることだろう。

◎300tプレス.jpg ◎プレス後塊.jpg

今、まさにワーゲンが運び込まれるところだが、全てのリサイクル部品が外された後、この300tプレス機で圧縮され、右写真のような四角い塊となる。
これらはECOプレスとも呼ばれ、自動車サイクル法によるもので、この後は、鉄鋼メーカーに運ばれ、炉で溶かして鉄素材に生まれ変わるゴミの出ない「理想のサイクル」となる。

◎ムービー最後.jpg

ムービーも見せて頂いた。
学校関係の見学も多いとのことで、とても判り易いムービーが作られていた。

◎ムービー工場見学.jpg ◎ムービー0.jpg ◎ムービーオゾン層.jpg ◎ムービー3R.jpg ◎ムービー地球.jpg

リサイクルの大切さを説明した良く出来たムービーに、最後には思わず拍手をしてしまった。
リサイクル工場の見学をして、このムービーを見た子供達は、自動車のリサイクルの大切さを学ぶことだろうし、きっとクルマに限らず普段の生活でのモノの大切さやリサイクルの意識も覚えることだろう、と思えた。

さて、ホンダカーズ三重北さんはホンダ車の販売では三重県で最多、全国でも第5位という素晴らしい業績の会社なのだが、クルマの販売だけでなく、リサイクルの重要性に以前から着目されて、このような素晴らしい、立派な施設を作られ、クルマの最後までに対応されている。
そして、事業としても軌道に乗せられているとのことで、感心するばかりだった。

Profile

☆畑川 治 1947年生まれ
レースアドバイザー
趣味: 運転、旅行、鉄道、その他

このブログ記事について

このページは、Osamu Hatagawaが2020年7月20日 21:24に書いたブログ記事です。

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