Essay/Column/Diary

PORSCHE turbo S

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私が未だ高校生の頃、ということは55年以上も前か・・・
下校の道すがらに本屋があった。
その頃から車に興味を持ち始めていて、時折、クルマ雑誌を立ち読みしていた。
ある時、確かカーグラフィック誌だったと思うが、表紙のフェラーリ275GTBに惹かれて、その記事を読み漁った記憶がある。

最も印象的だったのは、当時は世界的にも最高性能と思えるフェラーリ275GTBで、その加速性能のところで「スロットルを全開にすると、まるで背中を蹴られたような強烈な加速が・・・・」とあり、
まだ車の免許証もを持たない頃だが、その加速力を想像してワクワクしたものだった。

そんな昔の夢が壊れる話になるのだが、今になってみると、フェラーリ275GTBはV12 3285cc 280ps 車両重量1050kgというスペックでは大した加速は得られない。無論、当時としては最高クラスの高性能だし、レポーターの方も初めて感じる高加速に、そうした表現をしたのだろう。

一方、近年の車の高性能ぶりは本当に凄いものがある。
今回、乗せて頂いた最新のポルシェ・ターボSに至っては・・・
そう、ここでこそ「背中を蹴られたような加速」というのが正しい。
なにせ、478kw+650ps 0~100km/hが2.7秒! 最高速330km/h!! 
こんなクルマ、売っても良いの?
というスペックである。

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ターボSは4WDで、それこそ2本のタイヤではそんなパワーにグリップ力がおぼつかない。
また、高速時には空力的にも前後のスポイラーが可動してダウンフォースを高め、最高速時には170kgのダウンフォースが得られるという。そして車高も走行モードにより変化する。
タイヤはフロントが20in、リアが21in。そしてブレーキはカーボンディスクを採用し、フロントは何と10ピストンキャリパー、リア4ピストンキャリパーを備える。
とまあ、まだまだ数え上げるとキリが無い程の仕様であり、後はインターネット等で検索して頂きたい。
何れにしても、こうした超高性能の上に色々な仕組みが備わっている訳だが、これらが見事にコントロールされるのも優れた電子制御の賜物である。
単純に、1000馬力を越えるような車に電子制御が無ければ、乗れたものでは無いし、事故が多発することだろう。

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さて、乗り込んでポジションを合わせて走り出す。
以前に乗せて頂いた、この前のモデルのポルシェ・ターボSと比べると、明らかにスパルタンな印象だ。
おそらくタイヤのハイトが小さくなり、路面の感じが伝わる。
カーボンブレーキは本来、走り出しはローター温度が低く効きが悪いので注意が必要だが、流石にどデカいキャリパー&パッドが付いているので、最初からとても良く効くブレーキだ。
相変わらず、ポルシェは普段乗りで乗り易い印象だが、でも、やはり足は以前に比べるとチョット硬いかな。
さて、加速の試せるところに来た。
フルスロットルにすると”ドンッ!!”という感じで、それこそ蹴飛ばされたように、アッという間に100km/hに。
おかげさまで、これまでに0~100km/hが3秒程度の最近の車に何台か乗せて頂いているので驚きはしないが、もう、こうした加速、一般道では充分過ぎるでしょ。

とすら思えた試乗だった。

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Profile

☆畑川 治 1947年生まれ
レースアドバイザー
趣味: 運転、旅行、鉄道、その他

このブログ記事について

このページは、Osamu Hatagawaが2020年10月27日 18:55に書いたブログ記事です。

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