Essay/Column/Diary

鈴鹿周辺の鉄道 その1

|

〇1鈴鹿市駅.jpg

昭和の香りを残す近鉄鈴鹿線の鈴鹿市駅。
さて、私の住む三重県の鈴鹿市は人口20万人の地方都市である。
一見、不便な地域に思えるかも知れないが、意外と鉄道に関しては色々な列車を見ることが出来るので、少し紹介したい。

鈴鹿市の中心は、近鉄、JR東海、伊勢鉄道、に囲まれたところに位置し、少し足を延ばすと、四日市あすなろう鉄道、JR西日本、三岐鉄道などがあり、鉄道が好きな者には色々な車両に接することが出来る。

■近鉄
近鉄鈴鹿線は近鉄の本線たる名古屋線の伊勢若松駅から西に平田町駅まで4駅のみの、典型的な盲腸線である。

〇2伊勢若松駅.jpg

伊勢若松駅の4番線が鈴鹿線の始点で、平田町行きの各駅停車が停まる。

〇3伊勢若松5000.jpg

伊勢若松は急行停車駅で、写真は5000系が特急通過の退避をしている。
5000系はJRの新快速221系や311系によく似た車両で転換クロスシートの快適な車両である。
大私鉄たる近鉄の急行用車両なので先頭車にはトイレが備わり、長距離輸送に対応している。

〇5火の鳥千代崎若松.jpg

近鉄最新のフラッグシップ特急「ひのとり」の8連、伊勢若松と千代崎間で写した。
「ひのとり」は近鉄の分類は甲特急であり、三重県の停車駅は津駅のみで鈴鹿市内の駅は通過になるのだが、近鉄は賢くて、例えば大阪に向かう時には直前を走る伊勢方面行き特急(乙特急)に乗ると、津駅で5分待ちで「ひのとり」に連絡しているし、同様に大阪からの帰路では「ひのとり」で津駅に降りれば5分弱で名古屋行きの乙特急に連絡しているので、全ての三重県の特急停車駅に対応している。
また、その場合の切符は1枚に両列車が記載される。
近鉄の名阪特急は、難波駅・名古屋駅共に毎時0分発が甲特急の「ひのとり」で、毎時30分発の乙特急は、この春以降「アーバンライナー」になり、とても快適になっている。

〇6白子アーバンライナー.jpg

近鉄名古屋線では、鈴鹿の玄関口に当たる駅は、この白子(しろこ)駅になり「ひのとり」以外の特急(乙特急)は停車する。
因みに、白子~名古屋の所要時間は40分、白子~難波は1時間45分である。

〇7.JPG

近鉄名古屋線には「しまかぜ」を含め色々な車両が見られるが、これは団体専用の「楽」、白子駅にて。

〇8白子ビスタカー.jpg

こちらは「ビスタカー」と「サニーカー」による8連。もはや旧塗装となるのか、白子駅にて。

■伊勢鉄道

〇10伊勢鉄道鈴鹿駅.jpg

打って変わって伊勢鉄道の「鈴鹿駅」、こちらはぐんとローカルだ。
近鉄が「鈴鹿市駅」だったのに対し、第三セクター方式の伊勢鉄道の駅が「鈴鹿駅」になる。
小さな駅舎の遥か上に高架のホームがあるが、このすぐ左手で近鉄鈴鹿線を跨ぐ為である。

〇10鈴鹿駅イセ型.jpg

鈴鹿駅のホームに停まる伊勢鉄道の「イセⅢ形」、英カミンズのエンジン1機を搭載しているのでスムーズで高性能。
国鉄時代に名古屋から伊勢/南紀方面には、亀山で方向転換して向かっていたのだが、その路線の直進化を目指して作られた路線が伊勢鉄道として開通したものであり、写真のように高架複線区間の多い高規格の路線でなのである。

〇11鈴鹿駅南紀2.jpg

有難いのは、鈴鹿は特急停車駅で「特急南紀」が停まる。
私も現役時に、東京方面への出張時には8時54分発の「南紀」と名古屋から新幹線「のぞみ4号」を利用すると東京には11時半頃に着き、午前中に到着するので毎回利用していた。
加えて、この鈴鹿駅には無料の広い駐車場があるので有難いのである。

〇13鈴鹿駅快速みえ.jpg

同じく鈴鹿駅での「快速みえ」は、まさに快速で、途中停車駅は四日市と桑名のみで近鉄特急と同じであり、名古屋までの所要時間は近鉄の特急と殆ど変わらず45分で到達する。
名古屋~鈴鹿間の割引切符(得ダネ回数券)も発行されており、実は安くて速い。
これらが徐々に知られることになり、利用者は年々増加している。

■JR東海
JR東海の鈴鹿の最寄りの駅は関西本線の加佐登(かさど)駅になる。

〇14加佐登06025.jpg

国鉄時代そのままの雰囲気を残す加佐登駅。
近鉄と違って乗降客は極めて少ない。
しかし車両は313系の快適な車両が走る。

〇15DD51四日市.jpg

鈴鹿市の隣は四日市になるが、その四日市に行くとディーゼル機関車が数多く見られる。
四日市駅は四日市港や四日市コンビナートに隣接することから大きな貨物ターミナルがある。
上の写真はDD51だが、この塗色は珍しい。
そしてDE10が入替機として働く姿が見られる。

2DSC00106.JPG 2DSC00110.JPG 〇20DF200.jpg

最近では、大型機のDF200(RED BEAR)がDD51に替わって主力になっている。
写真の左端には小さく伊勢鉄道の車両が見える、JRのホームの南端に始発ホームがある。

さて、
最後は有名な跳開式可動橋の末広橋梁である。
三岐鉄道の東藤原にある太平洋セメント工場からの貨車が富田駅でJR東海が受け継ぎ四日市駅に、そこから引き込み線で港に隣接する太平洋セメントの出荷センターへと向かう為の線路になる。
ゆっくりとDF200が可動橋を渡るが、跳ね上げ部は線路が山なりのようで、まるで模型のように機関車の車体が上下する様が見られる。

〇21上昇橋DF200.jpg

とりあえず「鈴鹿周辺の鉄道 その1」は、ここまでにするが、
意外と鈴鹿の周辺には鉄道の見どころがあるのがお判り頂けるだろう。

Profile

☆畑川 治 1947年生まれ
レースアドバイザー
趣味: 運転、旅行、鉄道、その他

このブログ記事について

このページは、Osamu Hatagawaが2020年12月28日 16:13に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「“トワイライト・クルージング”」です。

次のブログ記事は「新年おめでとうございます」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。

Powered by Movable Type 4.01

Sponsor

ワンタッチテント イージーアップ

広告募集中
コンタクト